アーモンドアイVSサートゥルナーリアは見れるだろうか

  • 2019年1月19日
  • 2019年1月19日
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2018年 アーモンドアイが牝馬三冠

私はギャンブルがあまり好きではないです。パチンコやスロットは人生で一度もやったことがないです。祖父が競馬が大好きだった影響もあり、馬券は買ったことはありますが、全然当たらなかったのでギャンブルとしては全くハマらなかったです(笑)今では競馬場に写真を撮りに行ったときには数百円買うのですが、それ以外は買うことはないです。けれど競馬は好きでスポーツとして見て楽しんでいます。ギャンブルとして好きな人、もしくは逆に競馬に全く興味がない人からすると「馬券を買わないで何が楽しいんだ?スポーツと言ったって走っているだけではないか」と思うかもしれませんが、それを言ったら陸上も同じです(笑)

スポーツとしてみるとやはり強いものに惹かれます。陸上の100mではウサイン・ボルトに多くの人が魅了されます。オリンピックでは自分の国の選手を応援することが当たり前になっていますが、それでも圧倒的強さのウサイン・ボルトは格好いい、すごいなと魅了されます。陸上に詳しくない私のような日本人でもウサイン・ボルトが走るとなればやはり見たいです。

それと同じで、スポーツとして競馬を楽しむと強い馬に惹かれます。2018年の競馬で私が一番印象に残ったのは、やはりアーモンドアイという馬です。アーモンドアイは2018年にG1を4つも勝ちました。桜花賞、オークス、秋華賞は3歳の牝馬しか出れないレースでその3つ全部勝った馬は牝馬三冠と言われ、アーモンドアイを含めて史上5頭しかいません。それだけでもすごいのですが、その後にジャパンカップという年上の馬も、牡馬も、海外の馬も出てくるレースも勝ちました。最近は海外からあまり強い馬が来てくれないし、年下で牝馬となるとその分ハンデとして軽い斤量でレースに出れるので、一概に不利とも言えないのですが、それでもすごいことです。しかもジャパンカップのタイムは世界レコードです。競馬のタイムはペースや芝の質や状況に大きく左右されるので、世界で一番強いとは言えないのですが、やはりすごいことです。

2018年 もう一頭印象的だったサートゥルナーリア

人間のスポーツでもテレビで放送されるような一流同士の試合はわずかなさを争います。陸上の100mは0.1秒以下を争うし、マラソンは2時間以上走って数秒争います。サッカー界で世界最高の選手と言われるリオネル・メッシでも、毎試合得点を決められるわけではないです。強いと言ってもウサギとカメほど差があるわけではないのです。

サートゥルナーリアの勝ち方がすごい

競馬でも同じで2000m走って数十センチの差を争うことが普通です。僅かなミスだったり、ちょっとしたことで勝敗が決まることも珍しくないです。さらに馬にどれほど勝ちたい気持ちがあるのかも疑問です。前や横に馬がいれば本能的に追い抜こうとするとも言われていますが、人間ほど勝ちたい気持ちはないと思います。人間ならオリンピックでやる気がないということは通常ないと思いますが、馬はG1レースであってもやる気がしないということは十分あり得ると思います。

デビュー戦

そんなことを考えてみるとサートゥルナーリアの勝ち方はとても強いのではないかという印象を受けました。サートゥルナーリアは2018年で2歳でアーモンドアイの一つ年下の牡馬です。2018年の6月にデビュー戦です。結論から言うと、途中あまり良くない状況になったのですが、最後は余裕のある勝ち方でした。

競馬は通常、序盤は駆け引きとして走っていて、出来るだけスタミナを温存しながら走っています。本気でトップスピードで走るのは最後の方です。

どこでギアチェンジするかは騎手の判断です。速すぎても遅すぎても良くないです。乗ったことないので詳しくはわからないですが、丁度ゴールの辺りでスタミナ切れになるくらいがベストなんだと思います。

それと同時にコース取りも重要です。いくらスタミナが残っていて前の馬より速く走れたとしても、陸上の短距離のように自分のコースが決められていないので、前にも横にも馬がいて追い抜きたいのに抜けないということがあります。デビュー戦のサートゥルナーリアも最後の直線で前に出られない状況になってしまいました。上で書いた通り、わずかな差を争っている中でこうなってしまうのはかなりの不利です。単純に時間的にも損だし、馬の走る気にも影響します。

それでもサートゥルナーリアは最後余裕でスピードを抑えてのゴールでした。

2戦目

2戦目も強い勝ち方でした。デビュー戦の時のように前をふさがれることがなかったので、あっという間に先頭に立ち、デビュー戦の時同様にスピードを抑えてゴールでした。

3戦目 G1レース

3戦目はいよいよG1レースです。ただしG1と言ってもG1としては歴史が浅く、2歳限定のG1レースなので、G1の中では強い馬が集まりにくいレースではあると思います。

ここでもデビュー戦の時と似たような勝ち方をします。最後の直線で若干進路がないような状態になるのですが、最後は余裕のゴールでした。

デビュー戦からG1レースも含めて3戦連続で最後は余裕で流してのゴールでした。2019年の活躍がとても楽しみな1頭だと思います。

サートゥルナーリアVSアーモンドアイを見てみたい

アーモンドアイは牝馬三冠+ジャパンカップ+世界レコードという実績があり、もう既にディープインパクト、オルフェーヴル、ウオッカなど歴史的な名馬と並ぶ存在になってきています。それに対して、サートゥルナーリアはまだG1ひとつで3戦しかしていないので、アーモンドアイとの対戦を楽しみにするのは気が早いのではないかと言うと確かにそうなのかもしれませんが、これまでの3戦の勝ち方を見るとかなりの大物なのではないかと期待しています。

上でも書きましたが、サートゥルナーリアとアーモンドアイは歳が違うので、対戦するとしたら、おそらく2019年の秋以降になると思います。安田記念や宝塚記念は3歳でも出れるため対戦する可能性も0ではないですが、3歳なら3歳しか出れない日本ダービーの方に出るのが普通で宝塚記念、安田記念に出てくることは少ないです。

対戦するとしたらジャパンカップ、有馬記念になるのではないかと思っています。

日本の馬による凱旋門賞制覇にも期待!?

競馬の芝レースの最高峰というとやはりフランス、ロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞だと思います。今まで日本の馬も挑戦してきましたが、一度も勝ったことがありません。

エルコンドルパサーも、ディープインパクトも、オルフェーヴルも挑戦しましたが、勝つ事が出来ませんでした。勝てない理由は単純に強さだけではないと思います。

勝つことが難しい理由1 芝の質

まず一番言われている理由ですが、芝の質が日本とは違います。海外の芝より日本の芝は軽くてスピードが出やすいと言われています。芝の質によって得意、不得意があるようです。

勝つことが難しい理由2 長距離輸送、慣れない環境

これは人間のスポーツでも同じだと思います。日本に住む日本人なら海外の大会より日本の大会の方が調子が合わせやすく、勝ちやすいと思います。

勝つことが難しい理由3 ローテーション

これも人間と似ていて、サラブレットは人間のアスリートと同様にかなりギリギリのところまで追い込んで走っています。毎週レースに出たり、ハードなトレーニングばかりしていると疲れがたまって力を発揮できなかったり、怪我をしてしまいます。

凱旋門賞の行われる時期が10月上旬です。4歳以上の日本のG1レースは10月下旬に天皇賞秋、11月下旬にジャパンカップ、牝馬ならエリザベス女王杯があります。凱旋門賞に出たら、天皇賞秋に出ることはローテーション的に難しいです。凱旋門賞に出てジャパンカップにも出てくる馬はいますが、なかなか調子が合わせづらいです。さらに凱旋門賞の前は6月下旬に宝塚記念があります。宝塚記念に出て凱旋門賞に出ることは可能ですが、宝塚記念に出た後に疲労回復、長距離輸送をして凱旋門賞に絶好調で出るのはやはり難しくなると思います。

3歳で凱旋門賞に出るとなると菊花賞、秋華賞を捨てることになります。

もちろんこの辺りは、それぞれの馬にもよると思いますが、平均的に考えると凱旋門賞に出るとなると日本のG1レースをいくつか捨てざるを得ないとなってしまうことが多いと思います。

強い馬なら日本のG1レースを勝つ見込みが十分にあるのに、それらを捨てて勝てるか全く未知数の凱旋門賞に挑戦することになるのです。それでも挑戦するのはとても勇気のいることだと思います。日本のG1レースもたくさん出て凱旋門賞に挑戦すると、やはり調子が合わなかったり、海外の競馬に慣れずに100%の力を発揮できないように思います。

2019年の凱旋門賞が楽しみ!?

上のような理由の他にも私の知らない凱旋門賞制覇の難しさがまだまだあるのだと思います。それらすべてをはねのけて見事勝つ馬が現れたら、それはきっとものすごく強い馬なんだろうと思います。凱旋門賞は10月なのでまだ先で挑戦するかもわからないですが、アーモンドアイなら難題もものともせず、勝ってくれるのではないかと勝手に期待しています(笑)

さらにサートゥルナーリアも無敗で勝ち進み、凱旋門賞に参戦してきたら最高だなと勝手に楽しみにしています(笑)

・・・・・素人がいろいろ偉そうに書いてきましたが、大穴がくることもあるのが競馬です。ディープインパクトでも、オルフェーヴルでも勝てなかった凱旋門賞を「え!?その馬が!?」という意外な馬が日本の馬初制覇もあるのではないかとも少し思っています(笑)

近年では毎年のように日本の馬が凱旋門賞に挑戦しています。日本の馬が凱旋門賞を勝つ日も近いように思います。