日付 使用機材
訪れた日付 | 2017/4/28 |
使用カメラ | D800 |
使用レンズ | SAMYANG 単焦点広角レンズ 14mm F2.8 |
その他 | 三脚使用 rawレタッチあり |
地図
野島埼灯台 千葉最南端で天の川を撮る
千葉の最南端にある灯台、野島埼灯台に天の川を撮りに行きました。天の川を撮るとなると、山に登るか北海道や沖縄などの街の光害のない所でないと無理というイメージがあるかもしれませんが、一眼レフと三脚があれば、千葉県でも撮ることが出来ます。外房から館山辺りまでのできるだけ暗い海沿いで条件がそろえば天の川が撮影できると思います。(内陸でも九十九谷や亀山ダムのあたりで撮影できるという話も聞いたことありますが、私は行ったことがありません。)中でも野島埼灯台は有名な天の川撮影スポットです。
もちろん良い場所であってもいつでも撮れるわけではなく、天の川を撮るにはいくつか条件があります。
私は天体に全然詳しくないので、機会があればもう少し勉強して天の川についてのページを作りたいと思います。ここでは簡単に、そして私の予想を交えて、場所以外の条件を書きたいと思います(笑)
時間帯
天の川は星の集団で地球から見るとそれが帯状に見えて川のように見えます。その帯状の中でも明るい部分と暗い部分があります。暗い部分も天の川ではあるが、写真に撮るには向いていないです。天の川も星の集まりなので他の星が動くように天の川も常に同じ場所にあるのではなく、動いています。つまり天の川の明るい部分が見える時間帯は限られていて、それは季節によって違います。七夕の天の川が有名だが、天の川自体は一年中見る事が出来ます。ただ時間帯が違うし見れる部分が違います。春が夜中の0時ごろから、夏は十分に暗くなってからが狙い目だと思います。あくまで大体です。いつ見れるのか、アプリを使うとわかりやすいです。私は「星座表」というアプリを入れています。
天候
もちろん天候も重要です。天の川は星の中でも弱い光なので雲があると撮る事が出来ません。私は普通の天気予報の他に日本気象協会の星空指数やGPV 気象予報を使っています。
月
月が出ていると月明かりが明るすぎて、天の川が見えなくなってしまいます。なので新月か月が出ていないこと好ましいです。月の満ち欠けや月の入、月の出は検索すればすぐに見つかると思います。
他にも大気の塵の状態や私の知らない条件などあると思います。上の3つは最低条件です。天の川撮影には必ず上の3つは確認していきましょう。
夜に出発 千葉最南端へ
この日は仕事終わってから夜9時出発です。富津館山道路の終点富浦インターでおります。このあたりはまだ街の灯が多く、そんなに星は見えないです。本当に見えるのか少し心配になります。
野島埼灯台に着いたのは11時前です。流石にこの時間だと渋滞なく早いです。車は灯台の駐車場に止めました。夜間も問題なく開放されていました。トイレもあります。ものすごく綺麗なトイレと言うわけではないけれど、電気もつくし、十分使えます。自動販売機も近くにあります。星空撮影にはとてもありがたいです。
千葉県の最南端です。流石にここまでくると街の灯も少なく、南側は海になるので船の明かりしかありません。空を見ると多くの星が見えます。山の上で見るような圧巻の星空ではないけれど、都会では見れない星空です。
早速カメラを出して駐車場付近で一枚撮ってみます。星は結構写せたのですが、灯台付近のオレンジ色の街灯の光が思いっきり写ってしまいました。いろんな方角を試したんですが、駐車場付近ではどうしても街灯の影響を受けてしまいます。
灯台付近には、灯台を囲むように遊歩道があり、そちらの方に足を伸ばしてみます。だんだんとオレンジの光の影響が目立たなくなってきました。
すると真夜中なのに遊歩道をぞろぞろと歩いてくる人影が・・・・みんなカメラを持っています。週末ということもあって、夜中なのに結構人がいます。最近まで平日休みで平日に写真撮りに行くことが多かったので、有名な写真スポットでもそんなに人がいなかったので少し驚きました。天の川を撮れるような所は本当に暗い所なので多少仲間がいた方が安心です。当然ライトは持参した方がいいですが、周りの人の迷惑にならないようにしましょう。
最南端の岩の上には白いベンチが設置されています。そのベンチと天の川というとてもロマンチックな写真が撮れます。「野島埼灯台 天の川」で画像検索するとたくさん出てきます。
街灯の影響もそのあたりが一番少ないので、みんなそのあたりで写真を撮ります。この日は押し合い、へし合いになるようなことはないですが、人が写ってしまったり、他の人のライトが写ってしまったりします。
あとから来たのにマナーなどお構いなしに、カメラを構えている人の前に頭も下げずに20分、30分陣取る人もいます。私は気が弱いのでそんなことする勇気も、文句を言う勇気もないし、ヤキモキ、イライラしながら待つのも嫌なのでその場所はすぐに諦めました(笑)少し離れたところで大人しく撮りました。0時くらいになると、天の川が出てきました。この季節のこの時間帯は横に伸びる天の川です。なんとか天の川を撮ることができてよかったです。
1時くらいに切り上げました。夜景になるとシャッタスピードが20秒、30秒になるので時間があっという間に過ぎてしまいます。もう少し撮りたかったのですが、明日運転して帰らなくてはいけないのであまり無理しないようにします。
このまま車中泊です。私は軽自動車に乗っています。運転に自信があるわけでもないし、大勢乗せることもないし、狭いところで切り返せたりと普段はとても満足しているのですが、車中泊するときはもう少し大きなワンボックスが欲しいなと思います(笑)家でベットで寝ても毎日ぐっすり眠れるタイプではないので、狭い車中泊だと2,3時間しか寝れません(笑)
アマゾンや楽天で安く寝袋買おうとすると、-5℃対応などと書いてあるのを見かけます。-5℃なら冬でなければ少し標高の高いところで車中泊しても余裕だなと思うかもしれません。しかし結構寒いです。もちろん個人差あると思います。
私はかなり寒がりの方だし、体が小さいので寝袋と体の間に隙間ができて寒いのかもしれませんが、油断せずに寒さ対策しほうが良いです。
この日は-5℃対応と書いてある安物の寝袋にスウェット2枚着て寝ましたが、やはりちょっと寒かったです(笑)
四時くらい目が覚めました。体中痛いです(笑)
せっかく海に来たのだからと、早朝は少し釣りをしまいた。
見事に何も釣れませんでした(笑)釣りをせずに朝日の写真撮ればよかったと後悔しました(笑)
朝に少し海の写真を撮り、帰りに城山公園に寄りました。そちらの写真はまた後日紹介します。