初雪山に挑戦
私は2017年の年末に初めて雪山に挑戦しました。子供のころから千葉県に住んでいるので、雪はもちろん見たことあるし、たまに雪合戦、雪だるまを作れるくらいには積もります。けれど雪道をまともに運転したこともないし、雪山になめてかかると簡単に命を落とすと聞くので、自分なりに調べて準備してみました。
そして雪山登山の前の難関、雪道運転があります。公共交通機関を使えばこの点はクリアできますが、不便なこともあり、マイカーを使いたいことも多いと思います。今回は初の雪道運転の経験を紹介したいと思います。
車の装備
車種 ダイハツムーヴ(軽自動車2WD)
スタッドレスタイヤ装備 1ヵ月くらい使用のほぼ新品。4本で工賃込みで20000円くらいのもの。私が取り付けた店舗では、中間くらいのグレードのものです。私は車に全然詳しくないからわからないのですが、店員さんの話では一番安いものはかなり性能が違いますと言っていました。まあ、高いものを買わせたいから言っただけかもしれませんが、一応信用して中間のグレードにしました(笑)
保険として一応アマゾンで4000円くらいのチェーンも持参。何度か家で取り付けの練習をしました。今のチェーンはジャッキアップもいらないし、車を動かす必要もなく、結構簡単です。簡単ですが、一回くらいは練習しといたほうがいいと思います。前輪駆動なら前輪、後輪駆動なら後輪に装着します。
スタッドレスタイヤで初の雪道運転
上記の装備で12月末に乗鞍高原のスキー場付近を走りました。乗鞍高原のスキー場付近は除雪されていなく、雪が踏み固められて、アスファルトは全く見えない完全な雪道でした。それでも12月だし、天候も曇り、時々雪だったので雪道にしてはかなり安全な方だと思います。そんな道をチェーンなしのスタッドレスタイヤのみで走ってみました。もちろん速度はかなり抑えてゆっくり、ゆっくりの運転です。
結果、滑って怖い、運転技術が必要でとても運転できないという印象はなかったです。途中でチェーンを付けることもなかったです。スタッドレスタイヤの効果はすごいと思いました。以前千葉で雪が少し降ったときにノーマルタイヤで走行したことがあるのですが、滑ってとても怖かった印象があったのでとても驚きです。
でもだからこそ危険だとも言えます。恐ければ当然スピードは抑えます。逆に怖くないとスピード出しても大丈夫なのではと思ってしまいます。それがとても危険です。スピードを出した瞬間滑って事故を起こしてしまうことがあると思います。道の状況でも滑りぐらいが違うと思います。怖くないことが油断する要因になり事故につながる可能性があります。
雪道での知識や運転技術ももちろん大切ですが、一番大事なことは絶対スピードは出さないんだという徹底したメンタルが大事だと思います。雪道でスピード出さないなんて当たり前じゃないかと思うかもしれませんが、いざ走ってみて、後ろの車がベテランドライバなどでべったりつけられたり、前の車のスピードにつられて、ついスピードを出してしまいがちです。
後ろからのプレッシャーがきつい時は脇に寄せて先に行かせてもいいのですが、変な所、変なタイミングで止まることも狭い山道、雪道では危険です。そういう場面ではもう「後ろの車の皆さん、ごめんなさい。ゆっくり行きます」と割り切った気持ちで気にしないようにしましょう。
スタッドレスタイヤの劣化に注意
スタッドレスタイヤの本来の使い方は冬だけ装着して夏場にはノーマルタイヤに付け替えて、外したスタッドレスタイヤは高温にならない所で、保管するというのが良い使い方だと紹介されています。しかし金銭面や面倒だということで付けっぱなしという人も多いと思います。
夏場の高温で走行、保管するとゴムが固くなってしまい性能が落ちます。夏場にちゃんと付け替え、保管してもすり減ってしまっていたら性能落ちます。どのくらい落ちるのかは私はまだ経験がないので分からないですが、スタッドレスタイヤだから大丈夫と無条件で考えると非常に危険です。
今年以降また雪道を走ることがあれば、性能の落ち具合なども紹介できたらと思っています。
トンネルは危険
山道ではトンネルがたくさんあると思います。トンネルはとても怖かったです。
トンネルの中は暗くて、道路が凍っているのか、ただ濡れているだけなのか、全く判断できませんでした。トンネルの出入り口付近は雪解け水で濡れていることがほとんどだと思います。そして光の当たらないトンネルの中は凍っていることも多いと思います。雪がないからと思ってスピードを上げるととても危険です。