日付 使用機材
訪れた日付 | 2018/9/28 |
使用カメラ | D800 |
使用レンズ | AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR |
その他 | 三脚使用なし rawレタッチあり |
地図
トロリーバス 2018年で終了
黒部ダムはマイカーで行く事が出来ません。長野方面から行く場合は扇沢駐車場に車を停めてトロリーバスを利用します。扇沢駐車場から黒部ダムまでは6.1キロ、15~20分くらいでほぼトンネルの中だったと思います。
トロリーバスは見た目はほとんどバスですが、電車のように屋根から電線がついています。つまり動力はガソリンではなく電気です。分類も特殊鉄道で電車の仲間になっています。
地面は普通の車が走れる道路になっていますが、環境の事を考えて電気で走る乗り物が使われているようです。夏でも涼しいのでクーラーがついていないそうです。夏の車の中でクーラーなしというのは、高地、トンネルの中ならではですね。千葉では熱中症になってしまいます(笑)
今はとても珍しい乗り物でしたが、この黒部でも今年でトロリーバスの運行は終わりです。黒部ダムに行けなくなるということではなく、来年からは電気バスになるようです。
黒部ダムまではトンネルの中を走ります。トンネルの中で長野県と富山県の県境を通ります。私は扇沢駐車場があるのが長野県なので黒部ダムも長野県だと思っていましたが、黒部ダムは富山県でした(笑)トンネルの途中では地下水が多く掘り進めるのが困難と言われた破砕帯も通ります。破砕帯は青いライトで示されていて車内のアナウンスで紹介されていました。
破砕帯は80メートル進めるのに、7か月もかかったそうです・・・・・と言われてもトンネル工事に詳しくないので、それがどれだけ遅いのかは私にはちょっとよくわかりません(笑)ただ掘り進めていたのは私が生まれる約30年くらい前の話です。その時代に大量の地下水のあるエリアを通り、これだけ長いトンネルを作ったというのは詳しくなくても驚きです。もちろん補修などはされていると思いますが、50年以上たった今でも現役で使われているのだからやはりものすごいことなんだと思います。
黒部ダム
放水が大迫力
黒部ダムは冬の間は雪のため観光できません。観光できるのは4月中旬から11月までです。そのうちダムの放水が見れるのは6月下旬から10月中旬までです。天候などによって中止されることもあるようですが、基本的には毎日放水されるみたいです。時間帯も季節によって少し変動しますが、朝から夕方まで放水されています。これだけ大迫力の放水が、こんなに長い時間行われていることが驚きです。私はもっと短い期間だと思っていました。本当に水が豊富な地域なんだなと思いました。
放水はいくつかの角度から見れます。まずはダムの壁の上から見れます。真下になるので見づらいですが、ダムの高さを一番体感できるところだと思います。
新設展望台は放水から近くて迫力を感じるのにいいと思います。けれど水しぶきが飛んでくるので、ゆっくり写真を撮るにはあまり向いていないかもしれないです(笑)写真が白くざらざらした感じになっているのはノイズではなく水しぶきです(笑)
水しぶきに負けて私はすぐに撤退しました(笑)ここで写真を撮った後はレンズの確認をした方がいいです。レンズに水滴が付いたままでその後の写真が台無しになってしまう可能性があります。まあ、水滴付いたままなら、それはそれで水しぶきの凄さを現していて良い旅の思い出になるかもしません(笑)
上の展望台からだとダム湖と放水を一緒に撮ることが出来ます。絶景でいかにも黒部ダムという写真が撮れます(笑)逆光のせいもあって周りの山が青く霞んでしまいました。こういう場合に良いレンズだともっと鮮明に撮れるのだろうかと気になってしまいます・・・・・レンズ沼の始まりです(笑)
放水以外の景色も最高です。
時間がなく行けませんでしたが、湖畔遊歩道や遊覧船もある
私は日帰りだったために全然時間がなく見れませんでしたが、湖畔遊歩道や遊覧船もあります。遊歩道には吊り橋もあるようでいい写真スポットだと思います。私はこの遊歩道の存在を知りませんでした。意外と穴場なのではないでしょうか・・・・・私が知らなかっただけで有名なのかもしれませんが(笑)
遊覧船も展望台とは違ったダムの姿が見れて楽しいと思います。カメラを始めてから、都内の水上バスや猿島への船など何度か船に乗りましたが、たまに乗る船はとても新鮮で気持ちがいいものです。それに加えてこの景色ですから、きっととても爽快だと思います。
おそらくこの船が遊覧船だと思います・・・・・この写真では距離が遠くてわかりづらいですね(笑)
立山黒部アルペンルートはみどころがたくさん
上で紹介したトロリーバスですが、黒部ダムの観光だけのためにあるわけではないです。その先もあります。長野県の扇沢から富山県の立山までをトロリーバスやロープウェイなどで繋いだルートが立山黒部アルペンルートで、その途中に黒部だダムがあり、立山黒部アルペンルートの一部が上で紹介したトロリーバスです。
黒部平
黒部ダムからさらにケーブルカーに乗ることで黒部平に行く事が出来ます。ここには高山植物園があり、少し散歩できるような道もあったような気がしますが、ないかもしれないです。・・・・・すいません、記憶があいまいです(笑)
建物の屋上が展望台になっていて景色を眺める事が出来ます。
大観峰
黒部平からロープウェイに乗って大観峰へ行く事が出来ます。ここにも展望台があります。向こう側の山はまだそれほどあまり紅葉ではなかったです。
紅葉は基本的には寒い所から順に色づいていきます。山に行くと距離は近いけど、標高差で気温が全然違います。だから紅葉の時期も標高によって違います。
例えばテレビで「日光の紅葉が見頃です。」と言ってても日光の湯の湖の辺りと日光東照宮の辺りでは紅葉の時期がずれます。湯の湖の辺りが見頃の時、日光東照宮の辺りはまだ見頃になっていないし、日光東照宮の辺りが見頃の時、湯の湖の辺りはもう見頃を過ぎてしまっています。
今はネットがあるので有名スポットなら、こまめに更新された紅葉情報が簡単に見れるので、自分が見たい紅葉スポットの見頃の時期をピンポイントで調べるといいと思います。
室堂
大観峰からさらにトロリーバスに乗ることで室堂に行けます。私の今回の旅の目的は室堂の紅葉です。室堂は立山黒部アルペンルートの駅では一番標高が高くて標高2450mあり、ここからだと標高3003mの雄山山頂まで徒歩2時間くらいで行けます。みくりが池、地獄谷などもありものすごく景色の良い所です。
まだ記事を書いていませんが、後日別ページで紹介したいと思います。
弥陀ヶ原
ラムサール条約にも登録されている高原の湿地帯です。私は黒部アルペンルートの室堂より西側には行ったことがないのでどんな景色なのかはわかりません(笑)行き方も詳しくわからないです。室堂から美女平と言う所まで高原バスが走っていてその途中に弥陀ヶ原があるみたいです。
称名滝
称名滝は350mの落差日本一の滝です。東京タワーより高いです。雪解けの時期などの時期限定で隣に落差500mのハンノキ滝が見れることもあります。ハンノキ滝は期間限定なので日本一とは認められないことが多いようです。
ここも私は行ったことがないので、写真はありません。日本一の落差の滝なので、一度くらいは見てみたいものです。