福島県 一切経山 魔女の瞳

日付 使用機材

訪れた日付 2018/5/22
使用カメラ Nikon デジタル一眼レフカメラ D800 ボディー D800
使用レンズ Nikon 標準ズームレンズ AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR フルサイズ対応
使用レンズ2 SIGMA 望遠ズームレンズ 70-300mm F4-5.6 DG MACRO ニコン用 フルサイズ対応 509552
使用レンズ3 SAMYANG 単焦点広角レンズ 14mm F2.8 ニコン AE用 フルサイズ対応
その他 三脚使用あり rawレタッチあり

地図

一切経山 もう一つの五色沼

五色沼湖沼群は、小学生の時に修学旅行か何かで行った気がします。どんな風景か覚えていなく、一年くらい前に五色沼湖沼群に訪れました。とてもきれいな所でした。その時の記事はこちらです。

福島の五色沼はもう一つあります。風景写真が好きな方達の中では有名な所ですが、それ以外の人達にはそれほど知られていないのではないかなと思います。こちらの五色沼はたくさん沼があるわけではなく、一つです。ひとつで何で五色沼なのか知りませんが、おそらく見る時間、季節によって色が違うのだと思います。

こちらの五色沼も五色沼湖沼群に負けないくらいの絶景です。一切経山の頂上から眺める五色沼は魔女の瞳と言われています。その青さが魔女の瞳のようにミステリアス、魅惑的、魔力的なものを感じさせるからそう言われているのだと思います。残念ながら私は魔女を絵や映像以外で見たことがないし、映像でもじっくり見たことがないので、実際どれくらい魔女の瞳に似ているかはわかりません(笑)

浄土平天文台、ビジターセンターのところの駐車場から一切経山の登山道に入る事が出来ます。レストランやお土産屋さんも少しあります。

今回のトレッキングコース

 

この日は野鳥の時に使っている超望遠レンズは重たいので置いてきたのですが、登山道に入るといきなり野鳥がいました。

たぶんホシガラスです。高山の鳥で私の住んでいる千葉では見かけない鳥なので、望遠レンズでちゃんと撮っておきたかったです。望遠レンズを持って登山をしなくても駐車場からすぐの所にいたので、撮ったら車に一回戻って置いてくれば良かったので、持ってくれば良かったと少し後悔しました。

他にもたくさん野鳥の鳴き声が聞こえたから、たくさんいるのだろうけど写真に撮れるような近くには見かけませんでした。やはり公園の野鳥と違って大自然の野鳥は警戒心が強いです。

一切経山の頂上までそれほど距離はないです。写真をとらなければ1時間半くらいだと思います。私が登れたのだから初心者でも登れますが、歩きやすい道とは言えないです。斜面がきついというよりか、下に石がゴロゴロと転がっているので非常に歩きにくいです。そしてこの時期に行くと雪解け水が流れています。ところどころ完全に雪が残っている雪道もあります。底の薄いスニーカーだと痛くて歩きづらいです。防水の登山靴がいいと思います。

木道の歩きやすい所もあります。

 

私は登山靴持っていないので、昔の会社から貰った安全靴で登りました。普通のスニーカーより底がしっかりしていたのでいいかなと思って使用したのですが、やはり歩きづらくあまり登山には向いていないと思いました(笑)登山靴が欲しくなりました。

途中に避難小屋、トイレがあります。使わなかったのでどんなトイレかわかりませんが、外から見た感じ綺麗なトイレでした。

避難小屋付近
所々、硫黄のにおいがしました

 

頂上からの五色沼はもちろん綺麗ですが、途中の風景も素晴らしいです。避難小屋から少し登って振り返ると鎌沼が見えて素晴らしい景色です。

綺麗な噴火口の山も見えます。この山は吾妻小富士です。駐車場から道路を挟んですぐの所にあるし、階段も付いているのでですぐに登る事が出来ます。一旦駐車場に戻ってから吾妻小富士にも上ったので、あとで紹介したいと思います。

魔女の瞳

鎌沼を見下ろせる辺りまで来ると頂上まであと少しです。頂上まで登り反対側を見下ろすと魔女の瞳があります。

この日は天気もよく、最高の景色でした。まだ沼の淵に雪が残っています。冬には完全凍結します。4月くらいまでは凍った状態で、5月くらいから徐々に溶け始めて青さを見せます。この写真は完全に溶けてますが、ゴールデンウィークくらいに行って運がいいと、淵は真ん中の方だけ溶けてもっと瞳のような形をしていることがあるそうです。さらに溶け方次第でまつ毛のようになっていることもあるそうです。

もっと近くで観たいと思い五色沼の方に下りて行ったのですが、途中で道が険しくなったので断念しました。重たい三脚と歩きづらい道でだいぶ体力を奪われてしまったし、鎌沼、吾妻小富士の方も見たかったので無理しないようにしました。一応ジムにたまに行くのですが、体力ないなと感じました。体力面も考えると軽いミラーレス一眼も魅力的だなと思います。三脚を持っていくにしてもミラーレスならもっと軽い三脚で大丈夫なはずだし、だいぶ楽になると思います。

しかし雪山など過酷な状況での耐久性を考えると、まだミラーレスより一眼レフの方が有利だと思います。自分に合った機材の選択もとても重要で、難しいなと感じました。もちろんお金持ちで無制限にお金をつぎ込めるなら、だいぶ簡単になるのですが(笑)

鎌沼

避難小屋辺りまで戻り、鎌沼の方に行きます。こちらの沼の水は透明です。青く見えることもありますが、水自体が青いのではなく、空の色が写って青く見えているのだと思います。

沼の周りを歩くように遊歩道が出来ています。雪が溶けていれば木道で歩きやすい所も、まだ雪が残っていて結構危険な所もあります。

氷河のように崩れている所もありました。この場所は非常に危険です。雪の地面にひびが入っていました。もっと近くで撮りたいななどと思って近づくと、崩れて沼に落ちる可能性があります。

雪解けの時期こちらの道は特に歩きづらい

鎌沼周りを半周くらいすると、鎌沼から離れて駐車場の方へ下っていきます。この時期のこちらの道は結構きついです。雪の急斜面、階段に雪が積もっていて踏むと崩れたり非常に危険です。また雪解け水が道に流れていて防水の靴でないとびしょびしょになります。

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防水の靴でない人、体力に自信のない方はこの道は通らない方が無難です。どんな感じか写真をとればよかったのですけど、私も余裕がなく、転びそうだったのでカメラはリュックにしまってしまいました(笑)

吾妻小富士

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駐車場から道路挟んですぐにあります。結構急ですが、階段付いていますので10分くらいで上まで行けると思います。綺麗な形の噴火口を見るのは初めてでした。中はどうなっているのだろう?何があるのだろうと期待して見たのですが、特に何もありませんでした(笑)

噴火口の周りを歩けるようになっています。おすすめなのが吾妻小富士から道路側の景色です。普段は道路などの人工物は私はあまり好きではないのですが、この道路はきれいな曲線を描き、とても素敵です。大自然の中を通る道路でここだけ見ると海外のような景色です。沖縄のニライカナイ橋の海が山になったような雰囲気です。

標準ズームで
広角レンズで

 

樋沼の方にも行ってみたかったのですが、もう疲れてしまってやめました。何もしないで体力を保てる年齢ではなくなってきたのだと思います。もう少し鍛えた方がいいかなと感じました。