無料のOS、Linux

  • 2019年9月20日
  • 2019年9月20日
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Linuxとは

Linuxと聞いてもパソコンに興味のない方はあまり知らないかもしれません。LinuxはWindowsやMacOSと同じでOS(オペレーティングシステム)の一つです。

私は興味本位で何となくLinux使ってみようかなと思い、少しかじった程度の素人なので厳密にはWindowsなどとは少し違うのかもしれません。私もよくわかっていませんが、Windowsなどとは少し違うのかなと感じた理由をこれから少し説明しますが、Windowsと同じようなOSのだと思っていただいても大丈夫だと思います(笑)実際OSだと説明されている書籍も多く見かけますので、私の感じ方が間違っているのかもしれません(笑)

LinuxはUNIXをお手本に作られたOSです。UNIXはAT&T社のベル研究所で開発されたOSです。フィンランドのリーナス・トーバルズさんがLinuxをお手本に開発したソフトウェアです。

お手本にと言ってもコピペしてちょこちょこっと書き加えたものではなく、UNIXのソースコードは使わず、一から作ったそうです。全く周りの助言、手助けをなしに一人きりで作ったのか、ある程度の手伝いはあったのか、本当のところは私は知りませんが、Linuxと言えば、どの書籍にもリーナス・トーバルズさんが作ったと説明されていて他に共同開発者の名前を少なくとも私は聞いたことがありません。Linuxの名前もLinus(リーナス)とUNIXをくっつけてLinuxです。

プログラムを少しでもかじったことがある人は小さなソフトであっても世界で使われるようなプログラムを書く人がどれだけ頭が良いかわかると思いますが、それがOSという大規模なプログラムを一人で作り上げたのです。UNIXという立派なお手本があったといってもものすごいことだと思います。しかもそれを無料で配布してしまうというところもやはり常人とは違うように思います。

一般的に天才と言われれば歴史的人物だとアインシュタインさんやレオナルド・ダ・ビンチさんなどで、IT業界ではappleの創業者スティーブ・ジョブズさん、Microsoftの創業者のビル・ゲイツさん、Facebookの創業者マーク・ザッカーバーグさんなどが有名ですが、Linuxのリーナス・トーバルズさんも天才の一人だと思います。

意外と身近なLinux

Linuxなんて聞いたことないし、WindowsやMacの方が有名だし優れているんじゃないの?安さ以外に使うメリットないんじゃないの?と感じるかもしれませんが、Linuxは意外と身近で、とても優れたOSです。最近一番身近なのはスマートフォンに使われているandroidはLinuxを基にして作られています。

またLinuxセキュリティ面や安定面では非常に優れていて、多くの企業のサーバにも使われています。初心者にはWindowsの方が使いやすいかもしれませんが、ハッカーと言われるようなプログラミング上級者は セキュリティ、安定性、CUIが優れているため Windowsより好んでLinuxを使うことも多いです。

MacOSⅩも実はLinuxに近いOSです。MacOSⅩはカルフォルニア大学バークレー校がUNIXを基にして作ったBSD UNIXを基にして作っています。両方とも先祖をたどっていくとUNIXに行きつくので、比較的に似ている部分も多いように思います。

ディストリビューション

リーナス・トーバルさんが最初に作ったのはOSの中心的な部分、コアの部分です。カーネルと呼ばれている部分です。リーナス・トーバルさんがLinuxのプロジェクトを始めたのは1991年ごろです。

それからコンピュータは進化して、いろいろなデバイスドライバや日本語で使うなら日本語環境も必要です。便利に実用的なものにするには一般的なアプリケーションも必要です。

そこで今ではLinuxカーネルにいろいろなソフトウェアをくっつけたパッケージをパソコンにインストールして使うのが一般的です。いろいろな団体がLinuxカーネルにソフトウェアをくっつけてパッケージを作って配布しています。この配布パッケージをディストリビューションと言っています。

この辺りがLinuxがWindowsなどとは厳密には少し違うのかなと思ったところです。そもそも私は厳密にどこまでがLinuxというのかがわかりません(笑)コアのカーネルの部分だけをLinuxというのなら、各ディストリビューションの方がWindowsと同じようなOSとなるのかな思うし、Linuxカーネルを利用したディストリビューションはすべてLinuxだというならWindowsと同じようなOSといっていいと思います・・・・まあ、私のように趣味で個人的に使う分にはこういった話はどうでもいいかもしれません(笑)

Linuxディストリビューションはいろいろな団体が作っているので、作っている団体によって個性が出て、自分の好みによって選択できるところもLinuxの面白いところです。

例えば軽さを重視して、アプリケーションを少なくして、デスクトップ環境もシンプルにしているディストリビューションもあれば、多くのアプリケーションを入れてデスクトップ環境も派手にしているディストリビューションもあります。

有名なディストリビューション

Fedora Core(Red Hat Linux)

記憶が曖昧ですが、たしかred hat社がred hat linuxというディストリビューションを作り、その後企業向け(サーバ用)のディストリビューションをそのままred hat linuxとして出して、個人向け(デスクトップ用)のディストリビューションとしてFedora Coreを出したという話だったと思います。

最近はどうかわかりませんが、10年くらい前に私が初めてインストールしたLinuxがFedora Coreでした。その時は一番初心者向けで有名なLinuxでした。私がインストールした時で既にCD4枚の豊富なアプリケーションを用意された大容量のディストリビューションでした。

Debian

DebianはGNUを推進しているディストリビューションです。GNUとは何なのかは私も詳しく知らないし、長くなるので簡単にいうとたぶん「みんなでソフトウェアを自由に実行、共有、研究、修正しようよ」という感じのプロジェクトだと思います。

Linuxの中でもDebianは玄人向けと言われていますが、最近は初心者でもとりあえず使えるようになっているように思います。

KNOPPIX

KNOPPIXはDebianを基にして作られています。最近はあまり聞かなくなってきてしまいましたが、昔はとても有名なディストリビューションでした。CDから起動できるOSとして有名でした。ハードディスクにインストールしなくてもWindowsが起動しているPCにCDを入れて再起動すると、Linuxが起動するという初心者が試しにLinuxを使うのにはとても便利なシステムでした。(PCによっては起動しないこともあったと思います)

もちろん動作はハードディスクから読み込むより遅いし、不便な部分も多いですが、今ではデータの救出などにも使われているようです。

ubuntu linux

ubuntuはDebianから派生したディストリビューションです。 私が20代前半の頃は初心者向けのLinuxと言えばKNOPPIXかFedora Coreだったのですが、最近では初心者向けのLinuxとしてubuntu linuxがとても有名です。

Linux mint

上のubuntuを基にして作られたディストリビューションで共通の部分が多いです。独自のデスクトップ環境が特徴です。

この他にもたくさんディストリビューションがある

この他にもたくさんのディストリビューションがあります。ダウンロード、インストールにはそれなりに時間がかかりますが、多くのディストリビューションは無料なので、自由に使えるPCがあるなら試しにいろいろインストールして試してみるのもいいかもしれません。