日付・使用機材
訪れた日付 | 2018/9/28 |
使用カメラ | Nikon デジタル一眼レフカメラ D800 ボディー D800 |
使用レンズ1 | Nikon 標準ズームレンズ AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR フルサイズ対応 |
使用レンズ2 | SIGMA 望遠ズームレンズ 70-300mm F4-5.6 DG MACRO ニコン用 フルサイズ対応 509552 |
使用レンズ3 | SAMYANG 単焦点広角レンズ 14mm F2.8 ニコン AE用 フルサイズ対応 |
その他 | レタッチあり、三脚使用なし |
アクセス
室堂は長野県側から行くと黒部ダムの先にあります。長野県側から自家用車で行けるのは扇沢までです。その先はマイカー規制でバスに乗り換えます。上高地のようにバスに乗り換えるだけならいいのですが、まず扇沢から電気バスで黒部ダムに行き、そこから少し歩き、ケーブルカーに乗り黒部平へ行き、ロープウェイに乗り大観峰へ行き、最後にトロリーバスに乗り室堂へ到着します。
それほど歩かなくても行けるという点ではアクセスは便利かもしれませんが、交通費や乗り換えの手間や人が多いのが苦手な方はあまりアクセスが便利という感じはしないと思います(笑)富山県側から入ると乗り換えは少なくて済みます。
室堂の紅葉
混雑具合は?
室堂は千葉、東京から観光気分で日帰りで行ける(日帰りと言ってもたしか夜中の2時くらいに出ています(笑))所の景色の中ではラスボス的な存在だと思います。単純に風景の綺麗さに順番を付けることはできませんが、マイカー規制から乗り物4つも乗らないといけない所にあるあの壮大な大自然の絶景と考えると何となくラスボスにふさわしいように思います(笑)
「槍ヶ岳や尾瀬の奥の方は乗り物すらなく、何時間も歩かないといけないからそっちがラスボスだろ」と思うかもしれませんが、それはもはや普通の人が観光気分で日帰りで行けるものではないと思います(笑)
私も冬の唐松岳に登ったことあり、室堂に負けないくらいの絶景でしたし、過酷さは唐松岳の方が過酷です。しかし私は前泊しましたし、日帰りで行く方もいるようですが、普通の観光レベルではないです(笑)
ロールプレイングゲームで例えると、普通の観光レベルで行けない所、ネットでもほとんど情報がない所、運が良くないと見れない絶景などは、ラスボスというか隠れボス、裏ボスといったストーリーとは関係ない所にいるものすごい強いモンスターです(笑)そんな考えで私の中では室堂が日帰りで行ける風景のラスボスです(笑)
体力に自信がない方もほとんど歩かずに絶景を楽しめるのでお勧めです。ただし、上でも書いたように乗り物の乗り換えは多いですし、紅葉の時期は人も多いです。
私は平日の早朝に扇沢に到着して、始発のバスに乗りましたが、それでもバス4台分くらいの人数がいました。人気の観光スポットであるため、バスの台数などしっかり準備されているなと感じました。詳しいシステムはわかりませんが、おそらく人数に合わせてバスの台数を決めているのではないかと思います。なので平日の場合は特別早く並ばなくても乗れないということはあまりないと思います。(施設の人ではないので保証はしません。詳しくは公式サイトに問い合わせてみてください) この日は始発に4台続けてバスが出ました。
休日になるとどうなるかわかりません。バスの数は多いですが、それでも公式サイトでは待ちが発生するようなことが書いてあるので、かなりの混雑が予想されます。
見頃は9月下旬
もちろんその年にもよりますが、例年の紅葉の見ごろは9月下旬になります。標高の高い山の紅葉なので、東京などに比べるととても早く色づきます。東京の感覚で紅葉は11月、12月だろうと思っているともう終わっています(笑)それどころか11月には雪が降るし、12月になるとアルペンルートの営業はもう終わってしまっています。紅葉が見たい場合は天気と合わせて見頃になっているかもチェックしていくといいと思います。
室堂駅からすぐに絶景、雄山を眺める
室堂駅から一歩外に出るともう絶景です。しかも室堂駅の周辺は割と平坦で歩きやすい散策路なっていて、見どころ、写真スポットも多いです。
まず目の前の3000m級の雄山の紅葉です。東京や千葉では見れない文句なしの大自然の絶景です。散策路の途中にはベンチもあるので、景色を楽しみながらゆっくり休憩するのもいいと思います。
みくりが池
青い池で有名な写真スポットです。青い池というと北海道の青い池が有名ですが、こちらはもっと濃い青です。
池に限らず海もそうですが青い水のを撮る時、基本的には光が当たっていた方が綺麗な青になると思います。また光の乱反射を抑えるために、PLフィルタを付けるとより青く撮ることが出来ます。(私の今回の写真はPLフィルタは使用していません)
みくりが池は少し上から見れる所や低い位置から見れることろなどいくつかポジションがあるので、いろんなところから撮ってみるのがいいと思います。時間帯によっても光の当たり具合で結構違った感じに撮れると思います。みくりが池と雄山の紅葉は絶景です。
地獄谷
地獄谷もとてもおすすめなスポットです。最近は火山ガスの影響で通行することはできないようですが、上から見ることはできました。(たしかガス濃度の表示みたいなのがあったような気がするので、もしかしたら日によっては上からも見れない時があるかもしれません)望遠で切りとると灰色の生命感のない感じが違う惑星のようです。
余裕があれば一ノ越山荘辺りまで行ってみるのもおすすめ
体力、時間に余裕があるなら雄山の方に向かって歩き、一ノ越山荘辺りまで行ってみるのもいいと思います。一ノ越山荘から雄山山頂までは一気に道が急こう配になり、距離はそれほどないですが体力のない方には結構辛いと思います。
一ノ越山荘までも登りになりますが、石段になっていてそれほど急な坂ではないです。一ノ越山荘辺りでも高台になっているのでまた見え方が変わってとてもいい風景です。
数メートル歩くごとに写真を撮っていたので、どの写真がどの辺りから撮ったのかいまいちわからなくなりました(笑)一年前で記憶が曖昧ですが、おそらく下の写真は一ノ越山荘へ向かう途中に撮ったものだと思います。
さらに体力余裕があれば雄山に登ってみるのもおすすめ
更に余裕があれば雄山に登ってみるのもいいと思います。室堂駅から登り2時間くらいかかります。登山慣れしている人からすると普通かもしれませんが、登山したことない方からすると、一ノ越山荘からの急こう配は結構驚きだと思います。
私のような運動不足だと、それなりにきつい道のりではありますが、やはり3000mからの景色は絶景です。みくりが池、室堂駅など今まで見てきた絶景を上から楽しむ事が出来ます。この日、室堂は晴れていましたが、遠くに見える雲もとても絵になり、素敵でした。
まだまだある見どころ
雄山よりもう少しライトな山もある
私は時間がなく行けなかったのですが、雄山はちょっと厳しいかなと感じたら室堂山展望台に向かうコースもあるようです。室堂駅から一時間かからないくらいで行けるようです。
弥陀ヶ原
長野県側から行くと室堂のさらに先にあり、歩いても行けるようですが、上級者向けでバスで行くのが一般的だと思います。行ったことないですが、湿原なので尾瀬と少し似ているかもしれません。ネットの情報を見る限りでは歩きやすそうなトレッキングコースのようです。
称名滝
長野県側から行くと弥陀ヶ原のさらに先にあります。 日本一の落差の滝です。 雪解けの時は隣にさらに落差のある497mのハンノキ滝が見れるようです。
出来れば宿泊して長く楽しみたい場所
上の方で日帰りで行けるラスボスみたいな存在と書きましたが、正直に言えば何日もかけてじっくり周りたい場所でもあります(笑)とにかくどこを撮っても絵になり、とても一日では観きれないです。
またアルペンルートの料金もそれなりにかかるので、出来るだけたくさん楽しんだ方がお得です。
室堂にはいくつか宿泊施設があります。宿泊だと時間が長いだけでなく、夕日や星空が楽しめるというメリットもあります。(日の出前に山に登らないと、おそらく方角的に山で隠れてしまい、日の出を見るのは厳しいのではないかと思います)室堂は星空スポットとしても有名です。
雷鳥沢キャンプ場でテント泊も可能
私は日帰りだったので体験していませんが、雷鳥沢キャンプ場でテント泊をすることも可能です。これだけの絶景なので当然かもしれませんが、山のテント泊場所としてはとても有名で評判のいいところです。テント泊装備を持っているなら、コストが大幅に抑えられるのもテント泊の良い所です。
テント泊となると荷物が重たくなり、重い荷物を背負っての何時間も急こう配を登るのは本当にきついです。雷鳥沢キャンプ場は室堂駅から1時間かからないくらいで到着できて、山のテント泊にしては比較的近いと思います。行きは基本下りになるので比較的楽かもしれませんが、その分帰りは上りできついかもしれません(笑)
小さくて見づらいですが、下の写真の左下の十字の道がある所が雷鳥沢キャンプ場です。この日は平日だし、まだ時間が早いのでテントの数は少ないです。休日になると結構混み合うのではないかと思います。
天気は変わりやすいので注意
3000m級の山なので当たり前ですが、天気は変わりやすいので注意が必要です。この日も午前中は晴れていましたが、午後になると急に雲が流れてきて暗くなり、またすぐ日が差してくるということが何度かありました。
雨具を準備したり、しっかり天気予報を確認したり、無理のない計画を立てることが大切です。