R言語にふれてみよう

Rを起動してみよう

前回インストールしたR言語を実際に使ってみたいと思います。ですが、今回はプログラミング言語を使うというよりは、ちょっと高機能な電卓を使うという感じです。それほど身構える必要はありません。他のサイトと違って、書いている人間が頭良くないので難しい内容が出てくるわけないのです(笑)

R言語をインストールしたら、デスクトップにRのマークのアイコンがあると思うので、それをダブルクリックすると起動します。なければスタートボタンからアプリに追加されていると思います。

Rstudioをインストールした方はそちらを起動しても構いません。

Rを起動するとこのような画面になると思います。

赤いカーソルのところにプログラムを入力していきます。まずはプログラムというほどのものではなく、簡単な計算をしてみたいと思います。

半角で

7+8

と入力してエンターを押してみてください。

15

と答えを表示してくれると思います。

もちろんRは足し算しかできないわけではありません。引き算でも掛け算でも割り算でもちゃんと答えてくれます。いろいろ入力してみましょう。

5+6+8+9+69+54

などと数値の個数を増やしても大丈夫です。

1000000000*26566

などと安い電卓ではできないような桁数の計算も問題なくこなせます。(2.6566e+13のe+13というのは13個くらいを上げてという意味です)

4+5*6

みたいな足し算、掛け算が混ざった計算は普通の算数と同じルールで掛け算が先に行われて、足し算が計算されて答えを出します。

足し算を先に行いたい場合は

(4+5)*6

と入力すると足し算を先に行います。こちらも普通の算数と同じなので特に戸惑うことはないと思います。

変数を使ってみる

変数はプログラミングをする上で欠かせない大事なものです。変数とは何なのかというと、便利な箱、整理するための箱みたいなイメージです。プログラミングでは好きな名前(最低限の決まりはあります)を付けて、いくらでも用意する事が出来ます。

実際にやってみた方がわかりやすいと思うので、変数を作ってみましょう。

はじめにaという変数を作ってみます。

a<-5

と入力してエンターを押してみてください。

カーソルが次の行に移っただけで他は何も起きないと思います。でも大丈夫です。もうこれでaという変数がしっかりできています。

試しに

a

と入力してエンターを押してみてください。

5

と表示されると思います。つまり今aという箱の中には5が入っていますよということです。

a<-5   というのは「aという箱を作り、そこに5を入れます」という指示です。プログラミングでは箱のことを変数、変数に値を入れることを代入と言います。つまりa<-5は「aという変数に5を代入する」という意味です。<-という記号が代入を意味しています。何となく形からも矢印のようになっていて、言われてみれば感覚的に代入だとわかりやすいと思います。

変数は上書きされる

同じ名前の変数がいくつもあったら、どれがどれだかわからなくなってしまうので、当たり前といえば当たり前なのですが、同じ名前の変数はどんどん上書きされていきます。

上記で変数aの中身は5になっていると思います。次に

a<-3

と入力してエンター、その後

a

で中身を確認すると

3

と表示され5は消えてしまいました。このように最新の代入が優先され、その前の値は消えてしまいます。

 

ちなみに逆も大丈夫です。

9->a

と入力してエンター、その後

a

と入力してエンターで中身を確認してみてください。ちゃんと中身が9に更新されていると思います。

 

これだけだと変数・・・なんか意味あるの?と思うかもしれません。後々意味があるんだなとわかると思うので、今は特に意味を考えなくて大丈夫です。

次回は変数を使って計算をしてみたいと思います。