千葉県 月崎トンネル 不思議なトンネル

日付 使用機材

訪れた日付 2018/6/5
使用カメラ D800
使用レンズ AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR
使用レンズ2 SIGMA 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
その他 三脚使用ありとなし rawレタッチあり

地図

月崎トンネル ゲームのダンジョンみたい

前回紹介したクオードの森のすぐ近くです。クオードの森の記事はこちらです。

ここもクオードの森と同様に、トンネル好きやカメラ好き、地元の方には知られていますが、その他の人にとっては結構穴場スポットだと思います。私が行ったのは平日ということもあって、誰もいませんでした。

私はクオードの森を教えてくれた友人からここも教えてもらいました。変わったトンネルがあるということでぜひ訪れてみたい場所でした。

Googleマップによるとクオードの森から1.3キロです。車でも入っていける道ですが、非常に狭い道だと知人から聞いていましたので、私はクオードの森から歩いていきました。観光スポットとして整備されているところではないので当然途中にトイレ、自販機などありません。

蛇が怖い 蛇が苦手な方は注意!

Googleマップを見れば迷うことなくいけると思いますが、聞いていた通りトンネルに続く道は確かに狭いです。私の車は軽自動車なので、ぶつけたり、踏み外したりするほど狭くはないように思いますが、もし対向車がきたら面倒です。普通にすれ違える幅ではないので、所々退避場所が設けてありますが、タイミングによってはどちらかが長い距離バックすることになると思います。大きな車をあまり運転したことがないので、感覚がわからないですがアルファードなどだと結構厳しい所もあるのではないかと思います。

確か知人がトンネルの先は行き止まりになっているといっていた気がします。Googleマップを見ても行き止まりになっています。私は歩いて行ったので標識は気にしませんでしたが、おそらく一通ではなく戻ってくる車がいるのだと思います。

両脇の草がせり出しているところもあるので、運転がうまい、下手関係なく草には擦ると思います。車の傷を気にする方は注意が必要です。

ここまで書くと「じゃあ、1.3キロくらいなら歩こうかな」と思う方もいると思います。私もそうでした。途中にいい景色あるかもしれないし、歩くのも楽しいかなと思って歩きました。

しかし私は車で行けばよかったと後悔しました。歩くにも注意があります。蛇がいるのです。

「いや、田舎のハイキングコースなのだから蛇くらいいるだろう」と言えばそうなんですが、実際ハイキングをしていて何度も蛇を見ますでしょうか?私は30代の平均よりはハイキングをしていると思います。それでも今までハイキング中に蛇を見た記憶は小さい蛇2回だけです。

今回、往路1.3キロの間で2回蛇を見かけました。しかも1匹は1メートル以上、もう1匹も50センチ以上あったと思います。

なぜ蛇についてこんなに書くかと言うと私は田舎育ちの男性にしては情けないのですが、蛇がとても苦手です。他の爬虫類や虫などは刺したり、かぶれたりするもの以外は、子供の頃見かけたら大体捕まえていましたが、蛇はダメです。見ただけでドキドキします(笑)

最初に見かけたのは細い道に入って少し歩いたところで、ガサガサ音がする方を見ると斜面を1メートル以上の蛇が登っていました。私からの距離は5メートルくらいで、私から遠ざかるように斜面を登っていました。

久しぶりに見た大きな蛇に驚き、ドキドキしましたが、はじめは遠ざかるようにゆっくり逃げていく感じだったので、「うわぁ、大きな蛇だなぁ」と静かに見送りました。たぶんアオダイショウだと思います。毒がなく、温厚な方でこの辺りでは一番ポピュラーな蛇です。まだこの時点では冷静さがありました。

ところが一度見えなくなったと思った瞬間、何を思ったか急に向きを変えて斜面をものすごいスピードで下りてきました。私は思わず悲鳴を上げそうになりながらダッシュで逃げました。実際首からカメラ、重たいリュックを背負い、重たい三脚を持っていたので全くスピード出ていないと思いますが、自分の中では猛ダッシュです(笑)

蛇は本当に苦手なのです。攻撃なのか、威嚇なのか、逃げる方向を間違えているのか、よくわからないのですが、なぜか蛇はたまに向かってきます。しかも意外と速いのです。蛇の移動速度は50m、11秒くらいのようです。あの動きでこの速さは驚きだし、不思議です。蛇の筋肉はとても複雑でどこをどう動かしているのか、はっきり解明されていないようです。

一度見てしまうと、もう私の中では大変です。木がせり出しているところでは、「上にいないだろうな、上から落ちてきたらどうしよう」などという想像が止まらないです。さらに怖いのがカナヘビもたくさんいました。カナヘビはトカゲの一種です。私はカナヘビに関しては大好きでよく子供の頃捕まえていました。とてもかわいいです。人によっては「どっちも似たようなもんだろ!」という方もいると思いますが、私にとっては大違いなのです(笑)

カナヘビは好きなのに何でそれが怖いかと言うと、枯葉の中を逃げていく音が似ているのです。もう過剰反応になってしまっているので「ガサガサ」と音がするたびにビクビクしていました(笑)

そしてトンネルが近づいてきたとき、ガサガサ音がして下を見るとカナヘビではなく蛇が足元から1メートルくらいの所にいました。またしても私はダッシュです(笑)気付かずに踏んづけたり、目の前を歩いたり、攻撃しない限りは噛みつかれることはあまりないと思います。この辺りにいる危険な蛇はマムシかヤマカガシです。ハブやコブラはわかりませんが、舗装されている道路を歩いているだけで、脇の草むらにいるマムシやヤマカガシが飛び出てきて噛みつくというようなゲームのようなシチュエーションはなかなかないと思います。

それでも蛇苦手な人からすると1メートル先の蛇は恐怖です。苦手ではない方もちょっかいを出したり、触ろうとするのは非常に危険です。蛇の種類など詳しく、正確に見分けられればいいですが、マムシやヤマカガシは毒を持っていて毒性はハブより強いです。つまり死んでしまうこともあります。

蛇の移動速度は先ほど書いた通り、最高で50m、11秒くらいで人間の方が速いですが、噛みつくときの頭の速度はとても速くて人間の反応できるスピードではないです。なので、近くでちょっかいを出して蛇が咬みついてこようとしたら、通常人間は避けきれません。たまにテレビでコブラの咬みつきをかわす人間がいますが、あれは不思議ですね(笑)蛇の習性を知ったうえで動きを予測して、蛇が攻撃を仕掛ける前に反応しているのでしょうか?コブラは頭を上げているから、攻撃のタイミングがわかりやすいのでしょうか?どうやっているにしても怖すぎます。

何でこの道はこんなに蛇がいるのか、専門家ではないから詳しくわからないですが、私の予想ではおそらく人通りが少ないからではないかと思います。

こちらの道は舗装されているし、見た感じはクオードの森の中のハイキングコースの方が蛇が出そうです。しかし実際あちらでは一匹も蛇を見ませんでした。蛇は視覚や聴覚は弱く、とても嗅覚が優れています。チロチロ下を出しているのは臭いを取り入れているのです。

草木が生い茂っていて見た目で、蛇がいそうであっても人通りが多く、人のにおいが付いているところには近づかないのではないかと思います。私が行くようなハイキングコースはある程度有名な所が多いです。そういった所はある程度人通りがあります。クオードの森のハイキングコースでも何人もの人とすれ違いましたが、こちらの道では一人も見かけませんでした。

この道は行き止まりらしいので、トンネル好きかカメラ好きの方しかおそらく訪れることがないのだと思います。

蛇が苦手、でも車で狭い道入りたくない。そんな方は

  • 車に自転車積んで自転車でいく
  • 冬に行く
  • 蛇が苦手じゃない知り合いに同行してもらって、先を歩いてもらう

などの対策があります(笑)

自転車対策は道中はいいですが、トンネルで写真を撮っている時は蛇の怖さあります(笑)

本題のトンネルの写真

蛇が苦手すぎるために蛇に関することが多くなりましたが、写真を紹介したいと思います(笑)

どんなトンネルの写真家と言うと、トンネルの一部の天井がなくて、吹き抜けになっているのです。トンネルの幅はギリギリ車が通れるか、通れないかくらいです。

なぜこのようになっているのかわかりませんが、なかなか神秘的な場所です。ゲームのダンジョンのような風景です。

上に向けて撮ると少し魚眼レンズ風の写真が撮れます(笑)

普通ならもっといろいろな設定、アングル撮ってみるのですが、私はもう蛇が怖くて早く車まで戻りたい気持ちでいっぱいだったので、数枚撮ってすぐに引き返しました(笑)トンネルの中暗くて怖いです。ファインダー覗いている間に足元まで蛇が来ていたらと思うと、とても長くはいれませんでした(笑)

トンネルの脇にトンネルの上の方に登れるような道筋が出来ていました。おそらくカメラ好きの方たちが上からも撮りたいと登って行った跡なのだと思います。もうわかっていると思いますが、私は蛇が怖くて上にはいけませんでした(笑)

帰りは蛇に出逢うことなく、普通に帰れました(笑)途中で垂れ下がって割いている白い花を見つけました。たぶん蛍袋という花だと思います。

蛍袋
周辺も思ったより大自然!?

 

キャンプ場ガイド