はじめてのテント泊登山の装備

テントは登山に挑戦

7月の下旬に長野県の木曽駒ケ岳の頂上山荘で初めてテント泊に挑戦しました。ロープウェイで千畳敷駅まで行き、そこから木曽駒ケ岳山頂を目指すという初心者向けの有名なコースです。登りは2~3時間で、帰りは下りが多くもう少し早いので朝に歩き始めれば日帰りでも十分戻ってこられるコースです。

それでもテント泊にしたのは、夕日、星空、朝日を見たいからです。山小屋に泊まっても同じように夕日や朝日を見る事が出来ますが、もし何度も行くことが出来たら当然テント泊のが安く済みます。テント代はかかりますが、山小屋のテント場利用料は1000円前後とオートキャンプ場と比べても安いです。

さらに山小屋は雑魚寝は予約なしで大丈夫でも、個室などは当然予約です。夕日、星空、朝日、全部天候次第では見れません。予約して当日雨では悲しいです。テント泊なら予約がいらないことが多いので、ギリギリまで天気予報を確認し、雨なら自分が行かなければいいだけでキャンセル料、キャンセル処理など当然必要ないし、雨なの分かっているのに無理やり行くということもしないで済みます。複数山を選んで、プランを用意しといて当日天気予報を見て、一番天気が良さそうな山に行くという方法も取れます。

荷物が重くなる

テント泊は良いことばかりかと言うとそんなわけはなく、当然デメリットはあります。一番のデメリットは紹介するまでもない当たり前の事ですが、荷物が重くなるということです。

テント自体の重さももちろんですが、テント泊となれば当然寝袋が必要です。そのまま寝るとと痛いからマットが必要、標高高い所でのテントは夏でも寒いかなと洋服が増え、食事だけ山小屋で取れることも多いですが予約が必要だから食事も自炊にしよう・・・・・などと考えているとあっという間に荷物が増えます。

そこで周りに登山のベテランの方がいれば「それはいらない、それだと重すぎる」をアドバイスを聞けて問題ないのですが、私のように単独で周りにそういう方がいないとそのまま「大丈夫だろう」と山に突入してきつい状況になってしまう可能性があります。

私が実際に持って行った物

そこで今回私が持って行ったものを紹介したいと思います。もちろん人それぞれ体力などが違うので、「そんなにきつくないよ」「もっときついだろう」「全然違うよ、参考にならないよ」「それじゃあ、食料足らないよ」という意見もあると思います。あくまで私の印象で、一つの感想として参考にしていただけたら嬉しいです。

食料、飲料

  • カロリーメイト8箱
  • ゼリー飲料4個
  • サプリメント少々
  • 水1ℓ
  • スポーツドリンク500ml

食料と飲料は欠かせないものです。山小屋で食事を取るにしても、途中で食べるようにある程度は持っていくといいと思います。飲料も絶対必要です。

しかし水は特に重さがあるため自分の体力、体質、ルートを考えて持って行くといいと思います。今回の私のルートであると、同じルートの人はたくさんいて分かりやすい道で遭難の可能性は低く、途中で複数山小屋があっての片道2~3時間です。これで1.5ℓ(水+スポーツドリンク)は少し多かったかなと感じました。途中で買うのもったいないからと多めに持って行ったのですが、重くなってしまうと体力の消耗が大きいので「たくさん持って行けば問題ないでしょ」という私みたいな考えは危険です。

食事については私は結構特殊です。私は節約のため山小屋で食べるつもりはなく、カロリーメイトだけで済まそうという考えです(笑)あと普段から飲んでいるサプリメントで少し栄養補給しました。私はあまり食にこだわりはなく、メンタルが弱いせいなのか非日常の状況になると、お腹が空かなくなります(笑)だから一日目の昼、夜、二日目の朝の合計3食(二日目の昼までには下山する予定)ならカロリーメイトだけで十分です。実際8箱持って行って、食べたのは5箱で3箱余りました。

衣類

  • 雨具上下
  • スウェット上下
  • 薄手のフリース 上
  • 下着 靴下
  • 上着(薄手のブルゾン)

山は天候が変わりやすく、読めないので雨具は必須だと思います。

今回私の登っている時の服装はカーゴパンツに半袖のTシャツです。日中晴れてて歩いている時は半ぞででも暑いです。

夜になると半袖では寒いですが、スウェットの上を着て寝袋に入ったら少し暑いくらいで、夜中から朝方は寝袋に入っていても少し寒いかなと感じるくらいでした。早朝のテントの外は結構冷えます。

また今回は天候が晴れで風も穏やかだったので暑かったですが、曇りであったり風が強いとまた全然違うと思います。今回の時期、天候であれば上着のブルゾンは必要なかったと思います。

カメラ機材

  • 三脚
  • カメラ本体
  • 標準ズームレンズ
  • 望遠ズームレンズ
  • その他予備バッテリーなど小物

ここが一番重たい所です。ここをどう選択するかで全然重さが変わってきます。私のこの選択だとここだけで4~5キロくらいあると思います。

私は今回重さにやられたので、次回テント泊登山をすることがあればここを大幅にカットしようと思っています(笑)

その他

  • テント (フライシート、インナーテント、骨組み、ロープ、予備ロープ、グランドシート、ペグなど)
  • ペグ止め用のハンマー
  • 寝袋
  • テント内に敷くマット
  • 歯ブラシセット
  • コンタクトレンズ関係
  • 財布
  • ウォークマン
  • スマートフォン
  • 懐中電灯
  • 乾電池
  • 地図 方位磁石
  • リュックのレインカバー

少しでも軽くしたいという人はここもいろいろカットできると思います。例えば私は夜寝れないと暇だから音楽聞こうかなとウォークマンを持って行きましたが、いらないと言えば全くいらないです(笑)ペグ止め用のハンマーも落ちている石で代用できます。

私の印象

今回私は上のような荷物で登りました。リュックの重さも含めて重さは15キロくらいです。(登ってからだいぶ経ってこの記事を書いているので、忘れているものがあるかもしれません。)

この荷物を持って歩いた時間は一日目2時間くらい、二日目1時間半くらいです。かなりきつかったです。特に登りはきつく、下りは膝にきます。

細かく考えると必要な荷物、そうでない荷物は個人差やプランなどで買ってくると思います。全体の重さで考えると私は登り下りがある道なら、2~3時間の道のりでも10キロ以下、もっと歩くなら7キロくらいに抑えたいかなという印象です。

私は男性にしてはかなり小柄で体重45キロなので、一般男性よりパワーがないので平均的な体格ならもう少し重くても大丈夫かもしれません。

女性だと同じくらいの体格の人も多いと思います。しかし女性の平均よりは体力あると思うので(あると願いたい(笑))女性ならもう少し軽い方がいいと思います。