中央競馬のG1レースは芝レースが多い
競馬をほとんど知らない人でも朝のスポーツニュースなどで何度かは競馬のレース映像を見たことがあると思います。おそらくそういった場合、ほどんど芝の上を走っていると思います。日本で賞金の高いレース、人気のあるレースはほぼ芝のレースなのでニュースになるのはほとんど芝のレースです。
中央競馬では大きく分けると芝の上を走るレースと砂の上を走るレースと障害物のあるレースの3つに分けられます。障害のレースは少なく、ダートと芝は同じくらい行われていますが、大まかに言うと前半はダートレースが多め、後半は芝レース多めになっていることが多いと思います。後半に賞金の高いレースが行われ、賞金の高いレースは芝レースが多いためそうなっているのだと思います。
馬によっていろいろなタイプがいます
馬主としては当然、出来ることなら賞金の高いレースで勝ちたいので、出来ることなら芝のレースで活躍してほしいと思うでしょう。
しかし芝が得意な馬、ダートが得意な馬、馬によって違います。芝が得意な馬は悩むことなく芝レースを走れば問題ないです。ダートが得意で芝では勝てないが、ダートなら勝てるという馬は、勝てない芝レースより勝てるダートレースのがいいとダートレースに出ると思います。
中には両方走れる馬もいます。競馬で一番有名と言ってもいいオグリキャップははじめは地方のダートレースで勝ってダートレースでも強さを見せて、その後中央の芝レースで活躍しています。凱旋門賞2着のエルコンドルパサーもデビューから3戦はダートで強さを見せて、その後は芝レースで活躍しています。
クロフネはオグリキャップなどとは逆でデビューから8戦は芝レースを走ってG3レース1勝、G1レース1勝を含む8戦4勝の活躍をしています。これだけでもすごいのですが、おそらく関係者はダートならもっと強さを発揮すると考えダートのレースに出ます。G3のダートレースで9馬身差、G1のダートレースで7馬身差という圧勝を見せました。残念なことにその後怪我をして引退してしまうのですが、海外でも十分活躍を期待できる強さでした。
ダートレースにも大舞台はあります
数は少ないですが、中央競馬にもダートのG1レースが2つあります。賞金は中央競馬より少ないですが、中央競馬所属でも地方競馬のG1レースに出ることも出来ます。
それに賞金の高いダートレースが少ないのは日本の話で強ければ海外のレースに出ることも出来ます。海外では欧州は芝がメイン、アメリカはブリダーズカップターフなど芝レースもありますが、ダートがメインで行われているイメージがあります。
海外にはドバイワールドカップ、ブリダーズカップクラシック、ケンタッキーダービーなどダートの高額賞金のレースがあります。 中でもドバイワールドカップは世界最高賞金額です。ワールドカップに日本代表が出てたら、 楽しくテレビを見るのと同じように、競馬ファンなら海外の大きなレースに日本の馬出るとなったらとても楽しみです。そういった意味ではダートレースも芝レースと同じくらい注目です。
クリソベリルに注目
芝ではアーモンドアイ、サートゥルナーリアなど注目の馬がいますが、ダートではクリソベリルが注目です。まだ3歳で3戦しかしていないので、未知数な部分は多いですが、今までの3戦を見た限りだとかなり期待できるのではないかと思います。
デビュー戦、2戦目の500万下は共に1800mダートです。どちらも似たようなレース展開でした。道中は中断を追走して、3、4コーナーから馬なりで上がっていき、直線入る時にはもう既に先頭で直線で突き放し、ゴールのだいぶ手前から流してゴールという感じです。共に7馬身差です。
3戦目は地方のG2兵庫チャンピオンシップ1870mダートです。ここでも前走と似たような展開で重馬場も苦にせず、結果5馬身差の圧勝でした。
次走は地方のG1レース、ジャパンダートダービーを予定しているようです。今年は日本ダービーもとても楽しみですが、ジャパンダートダービーもとても注目のレースになりそうです。