アクセス
葛西臨海公園駅という駅があるので駅を降りれば葛西臨海公園になっています。公園内を少し歩けば水族館に辿り着きます。駅から近いという面ではアクセス便利ですが、路線は京葉線で本数少なく、隣がディズニーなので混むことが多いです。また海沿いを走る路線でもあるので、強風に弱く他の路線に比べると遅れたり、運行を一時停止になることが多いように思います。
駐車場は有料ですが、24時間営業しています。
今回のメンバ
今回は今までの中で一番参加者が多く、 男性5人(私も含めて)、女性2人で 合計7人の撮影会になりました。
初参加の方が4人、前回に続いて参加してくれた方が2人です。カメラ経験は幅広く、私よりも全然ベテランの方から先月カメラ買ったばかりの初心者の方まで参加してくれました。
4回目になり人数も少し増えてきたので、そろそろ迷惑な方、もしくは扱いに困る方が現れるかなと恐れているのですが、今回も皆さん礼儀正しく良い人達ばかりでした。むしろ私が一番くせ者かなと感じるくらいでした(笑)
葛西臨海水族園
入園料が安いし、広い
都内の水族館というと、それほど規模が大きくなくても2000円台が普通です。葛西臨海水族園は一般で700円です。小学生、都内の中学生は無料です。年間パスポートで2800円という安さです。他の都内の水族館に一回入場する値段とそんなに変わらない値段で年間パスポートが手に入ります。
さらに広さは結構広いです。あくまで私の感覚なので正解かわかりませんが、都内の水族館の中では一番広いのではないかと思います。
食事をするときは不便?(あくまで私個人の感覚)
広くて安いならいいことばかりで他の水族館に行く必要ないのではと思うかもしれません。しかし私個人の勝手な意見ですが、アクアパーク品川などと比べるとオシャレ感は少し劣るように思います。
アクアパーク品川やすみだ水族館は夜も開園しているし、 デートでよりロマンチックな雰囲気を味わいたいならアクアパーク品川やすみだ水族館などの方がおすすめかもしれません。食事をするにもアクアパーク品川やすみだ水族館の方が便利だと思います。葛西臨海水族園は水族園の中のレストラン、外にカフェレストランが二つあるだけで駅の近くにも飲食店がほとんどありません。
アクアパーク品川やすみだ水族館なら周りにオシャレな飲食店がたくさんあります。
イルカショーはない
残念ですが、イルカショーはないので注意が必要です。都内でイルカショーが見たい方はやはりアクアパーク品川がおすすめです。
アクアパーク品川もカメラサークルで訪れたことがあります。↓その時の記事がこちらです。
さすがにお盆休みの時期は混んでいる。でも並ぶことはなかったです
第一回目がアクアパーク品川で水族館は行っているのにまた今回、水族館にした理由は、真夏の一番暑い時期で屋外はきついかなという理由がありました。中には初対面で気を遣って無理して熱中症になったりということもあるかもしれないので、出来るだけそういったことは避けたいので、涼しい所がいいかなと室内で撮影できる水族館にしました。
水族館の中から葛西臨海水族園を選んだ理由は都内の他の水族館よりはまだ空いていそうなイメージだったからです。私の勝手なイメージです。例えばサンシャイン水族館は休日に行くとチケット買うのにも並ぶし、エレベーターに乗るにも並びます。広さも葛西臨海水族園より狭いため、撮影もしづらいと思います。
そういった所と比べたら、まだマシかなという勝手なイメージで葛西臨海水族園を選んだのですが、結構混んでいました。 人気のある水槽はなかなか近寄ることが出来ませんでした。
お盆休みだから混んでいるのか、休日はいつもこんなもんなのかはいつも平日しか行ったことがないのでわかりません(笑)それでもサンシャイン水族館のようにチケットを買うのにも並ばずに済んだので、やはり他の都内の水族館に比べたらまだマシな方なのかもしれません。
やっぱりペンギンがかわいい
ペンギンは見た目がかわいく、子供にも人気があります。葛西臨海水族園では上からも見れるし、水槽の中の泳いでいる姿も見ることが出来ます。
上から撮る場合は明るいので、他の場所より撮りやすいです。暗くて全然うまく撮れないという感じならペンギンを上から撮るのもおすすめです。上から撮るなら、望遠レンズがあると便利だと思います。
水中は上の方を泳いでいてお腹しか撮れなくてイマイチだなと思っていたのですが、いきなりペンギンの大群が水中に現れてなかなか綺麗な写真が撮れました。少し待ってみると、大群が水中を泳いでいる姿を撮ることが出来るかもしれないです。
子ペンギンもいました
子ペンギンもいました。小さくてとてもかわいいですが、ちょうど毛の生え代わりの時期なのか、毛並があまり良くなかったです(笑)こちらも屋外からガラスなしで撮れるので、撮りやすいと思います。
淡水エリアのカエルがおすすめ
そもそもカエルが好きではない、気持ち悪いという方は撮りたくないかもしれませんが、淡水エリアにいるカエルは動かなくてとても撮りやすかったです。今回の中では私はカエルの写真が一番お気に入りです(笑)
水が流れていて水槽というより渓流がのぞけるような感じになっているので、周囲の雰囲気もとても綺麗です。
変わった生き物もいます
下の写真はなんだか手見たいのがあって陸に上がって生活しています。
他にも岩の上をぴょんぴょん跳ねて移動しているドジョウみないな生き物もいました。この飛び跳ねるドジョウみたいな生き物は女性陣にはちょっと気持ち悪いと不評でした(笑)
葛西臨海公園も写真スポット
水族館以外も葛西臨海公園は写真スポットです。東側はバードウォッチングエリアになっていて野鳥撮影スポットとしても有名です。たしか淡水の池と汽水の池があり、淡水に生息する野鳥、汽水に生息する野鳥両方見る事が出来ます。
↓野鳥の記事はこちらです。
海の方に行くと人工の砂浜があります。条件がいいと富士山が見えることもあります。夕日を撮るのもおすすめです。
水族館の撮影はやはり難しい
マニュアルフォーカスもおすすめ
水族館は今回のように外が猛暑でも室内は涼しいし、雨でも気軽に撮影できるし、車がなくて電車でも行けるし、疲れたらすぐに休憩や食事も出来るし、トイレも心配することもないので、とても気軽に楽しめる撮影スポットだと思います。
けれど綺麗に撮るにはなかなか難易度が高い撮影スポットでもあります。今回のサークルのメンバーの方も「難しい」という意見が多かったです。理由としては他の水族館の記事でも書きましたが、「暗い」「ガラス(水槽)がある」「動く」という3つです。
私のガラスに関しての対策は主に三つです。
- 出来るだけ近寄る
- 出来るだけガラスと垂直にレンズを向ける
- オートフォーカスでピントが合い辛い場合は、マニュアルフォーカスも試す。
他にも対策があるかもしれませんが、私がガラス対策として主に気にしているのはこの三つくらいです。
最初の二つはこうすることでガラスの影響を受けにくくする事が出来る・・・・・と思います。光の屈折など詳しい物理的な理屈は説明できるほどちゃんとした知識がないのでやめておきます(笑)
三つ目のマニュアルフォーカスですが、「被写体が動いているのに初心者がマニュアルフォーカスなんて無理だよ」と思うかもしれませんが、確かにフィルムカメラだったらきついと思います。フィルムカメラではその場で確認できないし、失敗写真が増えてしまえば当然フィルムの無駄になってしまいます。そんな状況で数打てば当たるといった感じでマニュアルフォーカスで撮影するのは、無理があります。
ところが今はほとんどデジタルカメラです。その場で確認できるし、失敗写真は簡単に消去できます。野鳥のようにどこかに行ってしまうということもありません。もちろん水槽の奥の方、岩の陰に行ってしまうということはありますが、デジタルカメラで水族館なら数打てば当たるといった感じでの撮影スタイルが十分可能だと思います。
マニュアルフォーカスで連写すれば家に帰って確認すると数枚に一枚くらいは結構よく撮れていることがあります。水族館に行って、どうもガラスの影響を受けてオートフォーカスがうまく機能しないなと感じたら、マニュアルフォーカスも試してみることをお勧めします。
ISO感度をオートもあり
魚は動いているので、くっきり撮るのはそれなりにシャッタースピードを上げないといけません。ではどれくらい上げればいいの?という疑問が出ると思うのですが、それは泳ぐ魚のスピードによって違います。
ゆっくり泳ぐ魚なら1/100~1/200秒くらいでもそこそこ綺麗に写るかなと思いますが、速く泳ぐ魚は1/300秒より早いシャッタースピードでないと厳しいかなと思います。だから私は1/300秒を何となく基準にして撮ってもう少し遅くしても大丈夫かなと思えば少し遅くしたり、まだちょっとブレているなと思えば少し早くしたりと調節していきます。
私は日中、屋外で止まっている景色を撮る時は手持ち撮影でもISO感度400くらいまでにしています。ISO感度はむやみに上げてもノイズが増えて、画質が悪くなってしまいます。日中の屋外で止まっているものなら大体ISO感度400までで撮影できます。もちろん日陰だったり例外はありますが、数は少ないのでその時はその時で設定すればいいので、普段はあまりISO感度をオートにすることはないです。
水族館の場合、シャッタースピード優先モードで1/300秒に設定して、ISO感度400固定で撮影するとF値1.8のレンズでも暗くなってしまうことが多いです。もちろんISO感度を、その都度設定していくのも良いのですが結構面倒です(笑)
だから私は水族館での撮影の場合ISO感度をオートあります。ISO感度をただオートにしてしまうと暗ければ、カメラは限界までISO感度を上げてしまいます。
「ISO感度を限界まで上げて、全部ノイズが酷くてザラザラした写真ばかりになるのは嫌だ」「オートと言ってもそこまで上げて欲しくないんだよな」などという時は上限を設定する事(できないカメラもあると思います)が出来ます。
上限を設定することで、ISO感度をオートにしても全部ノイズだらけという事態を防ぐ事が出来ます。
では上限はいくつに設定するのがいいの?という疑問が出ると思います。これは使っているカメラにもよるし、個人の価値観にもよるので自分で撮って確認して自分にあった上限を設定することが良いと思います。
例えばノイズだらけの写真なら撮っても仕方ないなと思うなら、上限は低めに設定し、多少ノイズあっても撮っておきないなと思うなら上限は高めに設定するのがいいと思います。
最近の高価なカメラは非常に高感度に強くなってきているので、結構高感度でも綺麗に撮れるのでぜひ自分でたくさん撮り、どんな時にどのくらいのISO感度だとどんな感じに撮れるのかを確認して自分に合った設定を見つけるといいと思います。
ただし自分にあった設定を見つけたら、そればっかりというのも良くないです。時には自分にあった設定、常識を破ってみることも大切です。そうすることで写真の幅が広がると思います。はじめのうちは自分にあった設定を見つけて、余裕が出てきたらそれを見つめ直す、違った方法を試すというのもいいと思います。
回遊魚を流し撮り風に撮る
流し撮りというのは、被写体の動きに合わせてカメラをふって撮りたい被写体はブラさず、前後の止まっている景色をブラして、疾走感を引き出す撮影の仕方です。
↓流し撮りについてはこちらでもう少し詳しく書いています。
飛行機や電車、車だと直線的にわかりやすい動きをするので、オートフォーカスで追いやすいですが、魚は綺麗に直線で動いてくれないので、水族館で流し撮りはなかなか難しいです。
ここでは疾走感を引き出すために流し撮りするのではなく、流し撮りのようにカメラをふって撮影すると被写体ブレが少し軽減できる気がするという話です(笑)何百枚と撮って比べたわけではないですが、私の経験では割と軽減できているのではないかなと思っています。
諦めて撮りやすい所を撮るのもおすすめ
水族館は水槽によって明るさが違います。また明るさだけでなく、動きもそれぞれ生き物によって違います。なんか光が反射して撮りづらい、混雑していて撮りづらいなど水槽によっても結構難易度が違います。
そのため難しいなと感じたら、諦めて撮りやすい水槽を撮るのもありだと思います。例えば下の水槽は比較的明るくて、魚はほぼ停滞していたので撮りやすかったです(笑)
時には反射もうまく利用する
水族館の撮影では「ガラスや水面に光が反射してしまって嫌だな」「せっかく綺麗撮れたと思ったら、ガラスに非常口のマークも綺麗に写っている」なんてことも多いと思います。しかし反射が常に迷惑でダメな存在かというとそうではないです。
時には反射を利用して面白い写真になることもあります。一枚目はサイドのガラスの反射を利用してキスシーンになりました(笑)あとの2枚は水面の反射で少し幻想的な雰囲気を出したつもりです・・・・・あまりいい例が撮れなくてすいません。