国立科学博物館 とても広い常設展
国立科学博物館では期間限定で公開される特別展といつも公開されている常設展があります。特別展「昆虫」を観た後に常設展も見ました。
広さだけ見ると特別展より常設展の方が広いです。常設展は地球館と日本館に分かれていて地球館は地下3階地上3階で計6フロアあり、日本館は地上3階の3フロアです。さらに地球館屋上にはハーブガーデン、スカイデッキという飲食可の休憩所があります。
受付の方に聞いたら常設展も個人で楽しむ分、個人のブログ、SNSに載せる分なら写真撮影OKと言っていました。
地球館
まずは地球館を見ました。あまり時間がない方、もしくは特に目的ものはなくふらっと寄ってみたというような場合はまず地球館を見るのがおすすめです。
B3F 自然の法則を紹介
自然の法則、物質、宇宙についてなどが紹介されています。分野は物理になるのでしょうか?物理が好きな方、宇宙、星に興味がある方などにおすすめのフロアです。
何やら難しそうな機器が並んでいますが、私の知識レベルでは理解できません(笑)ものすごい量のコードが伸びている機器もあり、私は理解するどころかこれを理解出来る人間がいることに驚きです(笑)
日本のノーベル賞受賞者なども紹介されています。
B2F 地球環境と生物の進化を紹介
地球環境や生物の進化について紹介されています。生き物、進化などに興味がある方にお勧めのフロアです。前半には地球環境が紹介されています。
中盤は生物の進化、後半は人間の進化が紹介されています。生物の骨が多く紹介されています。
B1F 恐竜を紹介
このフロアは分類はわかりやすく、恐竜を紹介しています。恐竜に興味がある方にお勧めのフロアです。このフロアに特別展があるようで、恐竜のスペースはそれほど広くないです。
1F 生物の多様性
地球には非常にたくさんの生物がいて、様々な特性、独自の生活様式を持ち、それが関係しあって生きているということが紹介されています。
後半部分の進化の枝分かれを紹介している所はきれいでなかなか写真映えします。
2F 科学技術の紹介
科学技術について紹介されています。前半は科学技術による地球の観測、後半は科学技術の発展が紹介されています。
和時計の最高傑作 万年時計
仕組みはよくわかりませんが、目を引かれました。作ったのは田中重久さんです。とてつもなく頭が良かったのだと思います。仕組みがわからなくても短い期間でできるようなものではないと感じます。長い期間失敗を繰り返し少しずつ進んでいく作業になると思います。その間冷めぬ情熱もすごいと思います。
初期の計算機
初期の計算機です。
写真だとわかりづらいかもしれませんがものすごい大きいです。今はこれをはるかにしのぐ性能のスマホは片手で持てるサイズで写真を撮ることが出来ます。このものすごい大きさのコンピュータを使っていたのは数百年前の話ではなく、まだ100年も経っていないのです。つくづく技術の発展は早いなと感じます。あと100年後には今のスマホも普通に使っていたのが信じられない代物になっているのでしょう。科学者には未来がある程度予測できているかもしれませんが、私にはとても想像できない世界になっていることでしょう。
私には未来どころか、今のスマホも使うことはできるが、技術を詳しく知っているわけではないです。今の技術どころか、この大きなコンピュータの仕組みを詳しく説明することも出来ません。もう完全に時代において行かれてしまっています。でも人間は自分の体を理解していなくても動かすことが出来るのだからそもそもそういうものなのかもしれません。
3F 子供が楽しめる探検広場と哺乳類のはく製
前半部分は子供用の探検広場があります。4~6歳の子供を対象としているようです。私は今年33歳で子供もいないので、入ることはできないのでどういったものなのか詳しくわかりません。
後半部分は哺乳類のはく製がたくさん並んでいます。はく製であってもこれだけたくさん並ぶと迫力あり、圧巻です。上から見れるスペースもあります。
スカイデッキ、ハーブガーデン
地球館の屋上はスカイデッキ、ハーブガーデンになっています。博物館内は飲食できませんが、スカイデッキでは飲食可なので休憩にはいいと思います。しかし真夏は暑いのであまりお勧めではないかなと感じました(笑)自動販売機とおそらく小さな軽食販売のお店(近くまで行かなかったので何が売られていたかわからないです)があったと思います。
スカイデッキの景色は森の向こうに東京のビル群が見えます。金、土曜日は20時まで博物館は開館していますが、スカイデッキも20時まで入れるのかどうか不明ですが、もし入れたら夜景もなかなか良さそうです。
日本館
シアター360
日本館の方にシアター360という施設がありますが、今は改修中のためやっていないようです。シアター360は橋みたいなところに立って下から上まで360度すべてスクリーンになっていて映像を楽しむ事が出来ます。数年前私が入ったときは、今の時代にしては映像が荒く感じました。VRが比較的手軽に体験できる時代にこれは少々インパクトが弱いのではと感じました。
今回の改修工事がただのメンテナンス的なものなのか、大幅な機能アップなのかはわかりません。2019年3月くらいまで改修中というかなり長い期間なので、大幅な機能アップを期待したいところです。
1F 自然を観測するための技術を紹介
日本館は名前の通り、日本に関するものが紹介されています。ここでも和時計がたくさん紹介されていました。
形はだいぶ変わりましたが、時計は社会に関わり生きる人には今でも欠かせないものです。時計は日常で何度も見ますが、改めて古い和時計など見ると技術はもちろんすごいのですが、それ以外にもどこかロマンチックであり、神秘的でもあり、二度と戻れない時の流れを感じさせ悲しさ、壮大なもの物語を想像させるとても魅力的な道具に見えます。
2F 日本人、日本の生き物を紹介
日本人、日本で生きる生物を紹介しています。クマのはく製がありました。
こうしてみるととてもかわいいのですが、実際にこの大きさのクマが襲いかかってこられたらと考えると恐ろしいです。さすがに都心で出くわすことはないですが、山にハイキングに行くとクマの目撃情報はよく見かけます。私はまだ野生のクマを見たことがありません。いくつまで元気でハイキングを楽しめるかわかりませんが、もしこの先まだ長くハイキングを楽しむ事が出来たら、何度かはクマに出くわすこともあるかもしれないと考えると、ハイキングもなかなかスリリングです。
3F 日本列島の歴史、環境を紹介
日本列島の歴史や環境などを紹介しています。日本最古の化石が紹介されていました。
4億年以上も前です。気が遠くなる数字です。33年しか生きていない自分は何なんだろう、宇宙や地球の時間にとって自分はなんて小さいのだろうと感じます。人が石油のたくさん使ったり、温暖化で氷が溶けたりして地球を壊しているみたいなことをよく聞きますが、人間の価値観で人間が住みやすい環境が壊れてしまっているということで地球の価値観からすればちょっと風邪ひいちゃった、少し調子悪いけどちょっと我慢すれば人間なんてあと5000年くらいで滅びるだろうくらい軽い気持ちなのかもしれない、さらに宇宙から見たら人間の存在にも気付かないのではないだろうか?神様いたとして、果たして人間の存在に気付いてくれているだろうか?
日本の鉱物を展示している所はとてもスタイリッシュで格好良かったです。
感想
難しく全く内容がわからない所もありますが、見て感覚で楽しめるところも多くあるし、生物、人の生活、人の技術、地球の環境、宇宙などいろいろな分野を紹介しているので誰でも興味を持てる分野があり、楽しめると思います。
建物も素敵だし、展示の仕方もただガラスのケースに並べて展示しているのではなく、見栄えがするようにオシャレに展示されているので、自然と目を引きます。
カメラが好きな私としては写真撮影OK(条件あり)のもうれしいです。今回スマホのカメラで適当に撮りましたが、一眼レフでもう少しじっくり撮ってみないなと感じるところも多くありました。平日の常設展は比較的空いていて写真も撮りやすいと思います。もちろん人が少なくてもルール、マナーを守り、他のお客さんの邪魔にならないようにする必要があります。
近くに動物園あるので、ここで進化や生物について少し勉強してから動物園に行って実際に生きている動物園を見てみると少し変わった視点で見れて面白いかもしれません。
↓上野動物園の記事