中山競馬場 競馬好きでなくても楽しめる

地図

競馬場を楽しむ

競馬と聞くとパチンコやスロットよりも少しハードルが高く近づきづらいイメージを持つ人もいると思います。競馬場の数が少ないし、いつでも開催されているわけではないので、そういった意味では確かにパチンコ店より身近ではなくハードルが高いのですが、競馬は賭けなくても楽しめると思います。もちろんギャンブルで成り立っているのは事実なのですが、スポーツとしても十分楽しめます。騎手はもちろんですが、馬を育てたり、馬の調子をレースに合わせたり、レースでの作戦があったり、非常にスポーツな面が多く、そういった意味では他のスポーツと変わらないです。実際大きなレースは次の日の朝にスポーツニュースとして取り上げられます。そう考えるとパチンコやスロットよりハードルは低いと考えることも出来ます。

入場料が200円です。動物園と違って馬しかいないのに200円なら上野動物園に写真撮りに行くよという意見の人もいると思います(笑)でもサラブレットが本気で走るととても速く格好良く迫力があります。その姿を写真に撮れて200円なら私はとても安いと思います。

場内はやはり男性の方、中高年の方が多めではありますが、カップルはもちろん、単独でカメラ持った女性の方も十分います。女性が単独でいても変な目で見られたり、異常に目立つということはないかと思います。

ただし、やはりギャンブルの場であるためなのか、周りが見えていないような、マナーを守れてない方が多いようにも見えました。(例えば座り込み禁止と書いてある看板の前で何人も座り込んでいたりします)人がたくさんいる所なので安全だとは思いますが、横柄な行動を取ると他の観光地などよりはトラブルに巻きもまれやすいかもしれません。

レースの写真は大丈夫みたい

人の顔には肖像権があって、個人が特定できる写真を許可なく撮ってネットに載せたりすることは問題になります。しかしパレードなどは「撮られることを前提に出ているから、大丈夫だ」というような記事を見たことがあったので、当然プロのスポーツも見られること前提だから大丈夫だろうと思っていました。実際ネットにはたくさんの競馬の写真が出ています。

ところが「テレビ放送なども関係していて競馬場内での写真をネットに載せるのは基本ダメ」という情報もありました。私がJRAの関係者に直接聞いた情報でないので正確な情報かわかりません。

今度東京競馬場にも行って見ようと思っているのでその時にでもインフォメーションの人に聞いてみようと思っていました。後日、東京競馬場でレースの写真をブログに載せるのは大丈夫ですか?と聞いてみたところ「禁止はされていません。」という返答だったので大丈夫なようです。もちろんパドックなどで他のお客さんの顔がはっきり写ってしまっていたら問題になると思います。レース中もしくは馬の写真だけ載せたいと思います。

写真を撮る時のポイント

私も今回初めて競馬場に写真を撮りに行った初心者です。初心者が中山競馬場に写真を撮りに行く時のポイントをいくつか紹介したいと思います。

週末に競馬場に行けば必ずそこでレースがあるわけではない

中央競馬は全国に10か所競馬場があり、毎週10か所全部でレースが開催されるわけではないです。馬券は買えますが、馬が実際に走るのは10か所のうち2~3か所です。つまり競馬は一年中土日にどこかで開催されますが、中山競馬場に土日に行けば必ず馬が走るわけではないので注意が必要です。中山競馬場で走らない時に写真を撮りに行ってもレースは撮れません。いつ中山で開催されるのかは、JRAの公式ホームページで簡単に調べる事が出来ます。

フラッシュ、三脚は禁止!

馬はとても神経質になので、フラッシュで驚いてしまうこともあります。フラッシュは禁止です。カメラの設定を必ず確認するようにしましょう。

三脚も禁止です。JRAのホームページを見ると「自立するもの」と書いてあるのでおそらく三脚は禁止です。一脚ならたぶん大丈夫だと思いますが、使っている人は見かけませんでした。台を置いてその上に立って撮影するのも禁止です。

写真を撮るなら午前中の方がおすすめ

ひとつの競馬場で一日12レース行われます。メインのレース(簡単に言うと強い馬が出るレース)は最後の方の10レース、11レースに行われることが多いです。なので午前中の1レース、2レースの方が空いてます。写真目的なら午前中の方がおすすめです。

写真を撮るなら大きなレースがない時がおすすめ

メインのレースの中でもグレードがあります。G1、G2、G3などがあり、G1が一番強い馬の集まるレースです。なのでG1が中山で開催される日は混みます。例えば年末に中山で行われる有馬記念(G1)の日は大変混雑すると聞きます。私は有馬記念の日に行ったことはありませんが、開門と同時にダッシュで場所取りが始まるそうです。

土曜と日曜だと日曜の方がより強い馬が出てくる大きなレースが開催されることが多いので写真を撮るなら土曜日がおすすめです。G1はほとんど日曜日に行われます。

写真を撮るなら芝のレースがおすすめ

競馬の走る場所は大きく分けて、ダート(地面が砂)、芝(地面が芝)、障害(飛び越える障害物がある)の3種類あります。

芝のコースの方が外側にあるので、単純に距離が近くなります。さらに外側にある分、ラチと呼ばれる柵が馬にかぶりづらくなります。あとこれは好みの問題になるかもしれませんが、灰色の砂より、緑の芝の方がきれいだと思う方が多いと思います。私は断然芝の方が好きです。

↓こちらがダートレースの写真です。

↓こちらが芝レースの写真です。

その競馬場の開催初日など早い段階がおすすめ

上でも書いた通り、全国10か所の競馬場で代わり代わり開催されています。関東には中山競馬場と東京競馬場がありますが、2018年は9月2週目から9月末まで中山で10月から東京に移ります。この場合9月の2週目の中山、10月初めの東京がおすすめです。

理由は芝が傷んでなくてきれいだからです。馬が走るとどうしても芝がはがれてしまいます。走れば走るほど傷んでいくので、芝の状態がいい開催初日などがおすすめです・・・・・と言っても昔より管理がいいのか、芝自体がいいのか、テレビを見ていてもそこまで傷んでいないようにも見えますのそこまで気にしなくてもいいかもしれません(笑)

写真を撮る場所、タイミング

写真を撮る大まかな場所、タイミングを紹介したいと思います。

パドック

パドックは簡単に説明するとこれからレースに出る馬を紹介する場所です。厩務員さん(たぶんその馬のお世話をしている厩務員さん)が馬を引いて歩きます。

ゆっくり馬を引いて歩き、ぐるぐる何周も周回するのでとりあえず馬を撮りたいなら、パドックが一番簡単に撮れると思います。レースが近くなると騎手の方も出てきて馬に乗るので騎手の方を撮ることも出来ます。前のレースに出ている騎手などはパドックには出てこないこともあるようです。

レース前、本馬場入場

レース直前になるとパドックの方から本馬場(実際にレースを行う所)方に入ってきます。この時スタンド観客席の前を軽く走るのでその時に写真を撮ることが出来ます。

競馬はいろいろな距離のレースが行われます。ゴール地点は同じ場所なのでスタート地点が違います。いろいろな場所からスタートします。レースによっては4コーナー辺りからスタートすることもあるので、その時はスタート前まで撮れますが、競馬場の奥からスタートすることも多く、奥に行ってしまうとスタンドからはかなり距離があり、写真を撮るのは難しくなります。

私も素人でよくわからないのですが、もしかすると地下を通って、競馬場の内側にも入れるのかもしれません。それなら競馬場の奥も撮れると思います。

中山競馬場は4コーナー付近がおすすめ

一番のメインはやはりレース中になると思います。馬はレース中常に本気で走っているわけではないです。騎手がうまくコントロールして、本気で走るのは基本4コーナー辺りから最後の直線です。よく見ると騎手の方の姿勢も違うし、鞭をいれたりします。4コーナーから最後の直線、ゴールまでが馬との距離も近いし一番迫力ある写真が撮れると思います。

中山競馬場の直線は310mあります。陸上のトラックは1周400mで、中山競馬場は直線だけで310m、東京競馬場は直線だけで500m以上あり、競馬場の広さがわかると思います。

テレビで見ているとわかりづらいですが、競馬場は坂があります。直線の中でもゴール前で撮りたいと思うかもしれませんが、中山競馬場の場合ゴール前は坂の関係で自分の立ち位置より少し高い所を馬が走る感じになり、ラチ(柵)の下から見るような形になるので写真は撮りづらいです。少し下がれば立ち位置が高くなるので大丈夫なのですが、そうすると前の人の頭が入ってしまうことがあります。

レース中の写真は4コーナー付近がおすすめです。この辺りはラチが邪魔にならずしっかり馬を見る事が出来るし、コーナーを曲がってくる馬を正面からとらえた写真と直線を走る馬を横からとらえた写真両方撮ることが出来ます。

但し4コーナーで写真を撮るとレース後の写真は移動距離を考えるとなかなか難しいです。

レース後、ウイナーズサークル

レースを終えた馬が戻ってくるグランプリロードという所があります。ここでは騎手、馬がとても近くを通ります。最前列なら望遠レンズを必要としないくらい近い距離です。

それほど大きなレースがない日ならここの場所取りが始まるのはレースが終わってからです。レースが終わるとレースを見ていた人がこちらに流れてきます。それまでは空いているのでレースを捨てれば最前列で撮ることが出来ます。

グランプリロードに戻ってきた後、勝った馬だけは騎手、馬主などと一緒に写真撮影をするウイナーズサークルがあります。正面の前列の一番いい場所はおそらく関係者か、マスコミの方専用になっていますが、後ろから横からなら一般の方も写真を撮れます。

 

実際に行ってみた感想

私の祖父が競馬が好きでその影響で子供の頃からテレビで競馬を見ていました。子供なので当然お金をかけられないのですが、それでもスポーツ見る感じで面白かったです。中学生くらいになると競馬のゲームを買ってよくやっていました。それで結構競馬に詳しくなりました(笑)大人になり、少し馬券を買うこともありましたが、人混みが嫌いな私は実際に競馬場に行くことはなかったです。

テレビで見る限りとても混んでいるイメージでした。実際に行って見ると意外と空いていました。テレビで映るのはメインレースだったり、大きなレースが多いです。大きなレースがない日はそれほど激しい場所取りはなく、むしろレースの観戦場所より、建物内の座るところの場所取りが激しいです。

午前中でもレース中は立ち見の最前列、ゴール前などはそれなりに人が集まりますが、満員電車のようにはならないし、立ち見の所に人が増え始めるのはレースの5分前くらいです。レース10分前くらいなら割と好きなポジションで撮ることが出来ます。

そしてレースが終わるとほとんどの人がいなくなります。一部場所取りしてある所もありましたが、ほとんどがリセットされます。つまり次のレースの10分前くらいにくればまた違った好きなポジションで撮ることが出来ます。私は朝に行って、荷物を置いて場所取りしたらもうその場所から動けずトイレに行くにも友達と交代で行かないと最前列は取れないというイメージでした(笑)おそらくG1の日はそうなるのだと思いますが、大きなレースがない日は普通に移動できます。

ウイナーズサークルやグランプリロードもレースごとに人がいなくなるので、レースを捨ててレースが終了する前に行けば割と自由にポジションを取ることが出来ます。但し上でも少し書いた通りひとつのレースでレース、グランプリロード、ウイナーズサークルなど全部撮ろうとすると結構激しい場所取りをしないと無理だと思います。4コーナーでレースの写真を撮ってからでは間に合いません。

1日12レースあるので1レース目はレースの写真、2レース目はレースは諦めグランプリロードで撮る・・・・・などと割り切ると撮りやすいと思います。

パドックに関してはあまりリセットされません。レース観戦の立ち見の場所やウイナーズサークル、グランプリロードはカメラ好き、写真撮りたい人たちが多いですが、パドックにはガチの競馬好きが多いです(笑)詳しい方は馬の毛艶や筋肉の付き方、歩き方、落ち着きなどいろいろ見て馬の状態を判断して馬券を買います。(私にはみんな同じに見えます(笑))そういったガチな人たちも多くいるためか、割とずっと混んでいる感じでした。

思っていたより全然自由に撮れたので、とても楽しめました。また行ってみたいし、東京競馬場の方にも行ってみたいと思います。