前回の復讐 月の平均気温を求める
前回は東京の2018/2月の平均気温を求めてみました。
前回の記事はこちらです。
今回は他の地域、他の季節の気温と比べてみます。
データ収集には前回と同じYahoo!天気さんのサイトを使いたいと思います。
まずは当然東京より寒いだろうと予想される北海道釧路の2018/2月の平均気温を求めてみます。前回同様Yahoo!手金のサイドバーの「過去の天気」をクリック、道東、釧路地方、1,2月と順にクリックします。すると釧路地方の2018/2月の気温が表示されると思います。前回同様Rを起動してに入力していきます。
kusiromaxという変数に最高気温を入力していきます。kusirominという変数に最低気温を入力していきます。後は前回の復習で平均気温を求めます。
kusiromax<-c(1,0,0,-1,1,-2,-4,1,1,2,5,-4,-4,0,-2,1,1,-5,-2,0,-2,-1,3,1,-1,1,-1,0)
kusiromin<-c(-10,-8,-12,-5,-2,-7,-10,-14,-12,-11,-3,-8,-10,-14,-6,-14,-13,-9,-17,-12,-10,-16,-2,-3,-8,-13,-11,-12)
kusiroheikin<-(kusiromax+kusiromin)/2
mean(kusiroheikin)
-5.053571と表示されたと思います。これが釧路の2018/2月の平均気温です。maen(tokyoheikin)で東京と比べてみましょう。
東京より10℃以上も低いです。
同じ方法で沖縄県の石垣島の2018/2月の平均気温を求めてみます。
isigakimax<-c(19,21,16,13,12,14,18,17,23,25,17,18,18,22,25,24,21,24,25,25,23,20,21,23,26,22,24,25)
> isigakimin<-c(14,16,13,12,11,11,11,13,16,20,14,13,11,13,21,23,18,19,21,21,21,18,16,20,22,19,18,21)
> isigakiheikin<-(isigakimax+isigakimin)/2
> mean(isigakiheikin)
18.69643
石垣島では2月でも平均気温がなんと18℃です。釧路と比べると20度以上も違い、東京と比べても10度以上違います。
月の最低気温、最高気温を比べてみます
その月の最高気温は当然最高気温のベクトル(東京ならtokyomax変数)の中に存在します。そしてベクトルの中の最高値を求めるにはmax()を使います。()の中にベクトルを指定するとそのベクトルの中の最高値を選んでくれます。実際にやってみます。東京の2018/2月の最高気温を求めます。
max(tokyomax)
と入力してエンターを押すと
15
と表示されると思います。ここでは28日分の28個の数値しかないので、見ればすぐに確かめられるので本当に最高値を選択したかtokyomax変数の中身を確かめてみます。
tokyomax
[1] 6 3 8 10 8 8 9 9 10 11 15 10 10 11 15 10 12 10 11 12 9 6 8 14
[25] 9 11 13 15
15が三回あり16はないので15で正解です。
続けて最低気温を求めます。ベクトルの中のから最低値を求めるにはmin()を使います。使い方はmax()と同じで()の中のベクトルの最低値を求めてくれます。実際に東京の2018/2月の最低気温を求めてみます。最低気温なので当然tokyomin変数を使います。
> min(tokyomin)
[1] -2
東京2018/2月の最低気温は-2です。
同じように釧路と石垣島も求めてみます。
> max(kusiromax)
[1] 5
> min(kusiromin)
[1] -17
> max(isigakimax)
[1] 26
> min(isigakimin)
[1] 11
結果
比べやすいように表にまとめてみます。
地域 | 釧路 | 東京 | 石垣島 |
2018/2月の最高気温 | 5 | 15 | 26 |
2018/2月の平均気温 | -5.1 | 5.8 | 18.7 |
2018/2月の最低気温 | -17 | -2 | 11 |
平均気温は四捨五入しています。
同じ2月でも釧路の最低気温と石垣島の最高気温だと43℃も違います。釧路の最高気温と石垣島の最低気温を比べても6℃も釧路の方が低いです。日本は小さいのに場所によって気候が全然違うのがわかります。
次回
次回はCSVデータの読み込みをしたいと思います。