戦場ヶ原 湯川石楠花橋 栃木県

日付 使用機材

訪れた日付 2018/10/29
使用カメラ D800
使用レンズ AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR
使用レンズ2 SIGMA 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
その他 三脚使用あり rawレタッチあり 一部NDフィルタあり

地図

赤沼~湯滝、湯元温泉コースだと石楠花橋は通らない

戦場ヶ原はとても有名な観光スポットです。ハイキングコースは比較的平坦で歩きやすく、小学生の修学旅行で行ったことある方も多いと思います。

戦場ヶ原のハイキングコースは結構長いです。竜頭の滝から湯元温泉までは8キロ以上あり、すべて歩くと休憩もいれて4時間くらいかかるのではないかと思います。しかし戦場ヶ原のハイキングコースは便利で途中で出てバスに乗り降りできるエスケープルートがいくつかあります。逆に言えば戦場ヶ原に行ったことがあっても、すべてを歩いていない人も多くいると思います。私もそのうちの一人です(笑)

私は小学生のころ、修学旅行で戦場ヶ原に行ったことがあります。その時はどこを通ったのか全く覚えていません。大人になってカメラを買って、数年前に戦場ヶ原に行きました。その時は赤沼に車を停めて、赤沼から湯元温泉まで歩き、バスで赤沼まで戻ってくるプランにして、結果湯元温泉まで行きました。だから竜頭の滝から赤沼までの区間はどんな道なのか知りませんでした。

戦場ヶ原と名前に「原」ついているのだから、メインはやはり広大な湿原で湿原が始まるのは赤沼あたりからです。赤沼に比較的大きな無料駐車場があることもあって、赤沼から湯滝まで行って時間、体力に余裕があれば湯の湖を見て湯元温泉まで、竜頭の滝にも駐車場があるため竜頭の滝は単品で見ようという考えでした。

似たような考えの人で同じプランや逆のコースで歩き、いずれにしても赤沼~湯元温泉区間だけ歩いたことあるという人も割と多いのではないかと思います。

今回紹介する石楠花橋は竜頭の滝から赤沼までの途中にあります。なので赤沼から湯滝、湯元温泉へ向かうと通りません。しかし上の地図を見ると、赤沼からハイキングを開始しても石楠花橋まではそれほど距離はないです。赤沼から徒歩20分くらいです。赤沼から入ってもそれほど苦になる距離ではないです。三脚、NDフィルタを持っていてスローシャッターを使えるなら、よりおすすめなスポットなので寄ってみてもいいと思います。

 

石楠花橋から竜頭の滝区間は歩いたことがないのでどんな景色があるのか知りません。この区間にもいい景色があるかもしれません。機会があれば歩いてみたいと思います・・・・・もうそうなると難しいこと考えず、フルに歩けばいいと思うかもしれませんが、この距離をじっくりと写真を撮りながら歩くとかなりの時間がかかります。さらに三脚使って、スローシャッターなどで撮影していると体力も時間も使います。いくらエスケープルートがあると言っても、どの位置にいても10分で大通りに出れるわけではありません。自分の体力、時間と相談して、見たいところを優先して無理のないプランを立てるといいと思います。

もしピンポイントで石楠花橋だけみたいというなら、赤沼から低公害バスが出ています。石楠花橋はマイカー規制エリアなので直接マイカーで行くことはできません。赤沼から千手ヶ原行きの低公害バスの途中で石楠花橋を通るので降りる事が出来ます。石楠花橋は一応バス停になっていますが、バス停でなくてもマイカー規制エリアで運転手さんに申し出ればどこでも降ろしてくれるみたいです。料金はどこで降りても定額の300円です。

戦場ヶ原 石楠花橋 スローシャッターがおすすめ

石楠花橋周辺は川幅も少し狭くなって流れがきつくなったり、岩に流れがぶつかるところがあります。こういう所でスローシャッターを使うと白い所が絹のように写りとても綺麗だし、撮っていてとても楽しい場所です。

暗めのNDフィルタが必要かも

鬱蒼とした森の中でもないし、両脇が高い崖の渓谷でもないため日当たりが結構いいです。天気が良いとISO感度を最低にして、絞りを閉めてもスローシャッターを切ることが難しくなります。こういう時は光量を抑えるNDフィルタを使います。

NDフィルタは人間でいうサングラスのようなものです。明るすぎて撮りたい設定で撮れない時に使います。レンズのフロントにねじ込むタイプが一般的ですが、レンズとマウントの間に取り付けるものもあるようです。サングラスにも暗さがいろいろとあるのと同じように、NDフィルタにも暗さがいろいろあります。例えばND8というものがあります。この場合8が暗さを示していて、光量を1/8(3絞り分減光)にします。つまり数値が大きくなるほど暗くなります。

私はND8しか持っていないので、下の写真はND8を使用して撮っています。ISO感度もD800では拡張感度の50まで下げて、絞りも画質が悪くなるからあまりお勧めではない20以上まで絞っています。それでも大体1/4~4秒くらいまでしかシャッタースピードを伸ばせなかったです。

晴天で日当たりがいい場所でより遅いスローシャッターを切りたい時はもっと暗いNDフィルタがあるといいと思います。私も本当はもう少し遅くしたかったです。8秒くらいまで遅くするともっと滑らかになると思います。今回の場合だとND32、ND64なんかがあるともっと自由にシャッタースピードを選択できたのにと思い欲しくなりましたが、結構いい値段します(笑)

NDフィルタに限らず、レンズにねじ込むフィルタは自分の付けたいレンズにあった大きさのフィルタを買うか、自分のレンズより大きいフィルタを買って変換アダプタを使って取り付けます。多くの場合、フィルタ自体にもネジの溝があるため複数重ねて付けることも出来ますが、フィルタが分厚くなると枠が写りこんでしまうことがあります。

もちろんスローシャッターを使わなくてもいい写真は撮れると思います。もっと言えば私がただ単に流れをスローシャッターで撮るのが好きなだけで、普通の人からすれば特にスローシャッターに拘る理由はないのかもしれません(笑)下の写真は望遠レンズ、NDフィルタなし、シャッタースピード1/160です。

流れが急なため注意!

スローシャッターにはお勧めの場所ですが、流れは急なため注意が必要です。特に子供を連れて行ったときは注意です。写真を撮っている間、少し目を離したすきに子供が勝手に川まで降りて足を滑らせて川に落ちてしまうということにもなりかねませんので子供がいるときはお勧めではないです。

野鳥も

前に戦場ヶ原に訪れた時もいたのですが、湯川ではよくカモを見かけますし、結構近寄ってきてくれます。カモは都心部の公園などでもよく見かける鳥ですが、周りの景色は当然都心部の公園とは違うため、周りの景色をうまく撮り入れる事が出来れば都心部では撮れないいい写真が撮れると思います・・・・・と偉そうに書きましたが、私はうまく周りの景色を入れる事が出来ませんでした(笑)

↓結果都心部でも普通に撮れるカモの写真です(笑)でも湯川のカモです(笑)

カモ以外の野鳥も見かけましたが、設定をいじっている間にどこかに行ってしまいました(笑)都心部では見かけないような野鳥もいるのではないかと思いますが、やはり簡単には撮らせてくれないです。今回、野鳥はカモだけです(笑)