退職、転職は悪いことなの?

  • 2019年4月30日
  • 2019年5月3日
  • 日記
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退職という選択

最近では昔より退職、転職が多くなってきたと思います。私自身も職を変えているし、周りでも転職している人が結構多いです。給料が安くて、ブラック企業のような会社ではなく、辞めたらどこに行っても給料が減る可能性が高く、もったいないのではないかと思うような大手企業でも転職する人が多いです。

私は大手企業でアルバイトをしていたことがありますが、私の部署の担当の社員が2年もしない間に5人くらい変わりました。定年や転勤、リストラ、事故などではなく、みんな自主退職で他の会社で働いていると聞きました。 アルバイトだった私には何が原因で退職しているのかはっきりとはわかりません。大手企業であったし、給料が安いという噂は聞いたことがなかったので、おそらく職場環境、上からのプレッシャーなんだろうと想像できました。

また私の知り合いの方の会社では、社員5人の現場でそのうち3人が2か月の間に退職したらしいです。こちらもはっきりと退職理由はわからいませんが、知り合いの方は人間関係や職場環境だろうと話していました。

退職は負け組なのか?

アルバイトや派遣社員だけでなく大手企業の正社員まで多くの人が自主退職して転職という選択をしています。その一方で「やめる」というのは「良くない選択」「弱い者の選択」「負け組」といった無条件にマイナスなイメージがついているようにも思います。

仕事に限らず、例えばダイエットなどでもそうだと思います。肥満であると見た目がどうこうではなく、病気のリスクも大きくなるため痩せた方がいいとダイエットに挑戦します。

健康的な体系を手に入れて、その後リバウンドもせず維持できれば最高です。ところが続けられずやめたということもあると思います。

やめたからと言って100%良くない選択だったのか、負け組なのか、弱い者なのかというとそうではないと思います。やめた理由が何だったのかが重要だと思います。ただ単に運動辛いなと思ってやめた、何となくお菓子が食べたくなって食べてしまうなどであれば、やめるのは良くない選択だと思います。

ところが無理なダイエット方法であったり、自分には合っていないダイエット方法で本当に体調を崩してしまっているならやめることは良い選択、正しい選択だと思います。やめて別のダイエット方法を選ぶことは良い選択だと思います。

似たようなことが仕事でも言えるように思います。ちょっと嫌なことがあった、何となく頑張れない、何となく辛いなと思いやめたのなら良くない選択かもしれません。しかし理由によっては早くやめたほうが正解だったということもあると思います。

例えば残業、休日出勤などが多く、自由な時間は少ないし、あったとしてももう疲れて充実した時間が過ごせないなどということもあると思います。自分の好きな仕事であったり、仕事に生きがいを感じることが出来ているのなら、休みが少なくてもいいと思いますが、なかなか好きな仕事に就けるものでもないです。好きな仕事でもないし、自由な時間もない、そうなると「給料が良くても結局なんのために働いているのだろう?」となってしまうと思います。そうならなくても手っ取り早くストレス解消にギャンブルやお酒にのめりこむようになってしまうことも多くなると思います。

ギャンブルやお酒が悪いことだとは思いません。 ただ逃げるようにのめりこむのは良くないことだと思います。 ギャンブルやお酒は楽しむものであって、現実逃避に使うものではないと思います。

今の仕事をしていても「全く未来が見えない」「何の為に生きているのかわからない」「ギャンブルやお酒で現実逃避するしかない」あるいはそれらを通り越して「過労で体調を崩したが、改善の見込みはない」「ストレスで精神科に通っている、睡眠薬を飲まないと寝れない」などの状況なら退職、転職も選択肢に入れて考えるべきだと思います。

給料は良いが、体調を崩すほどの職場環境で働き、数少ない休日はパチンコ、夜は毎晩ひたすらお酒という生活と、給料は安いが、休日や帰宅後は読書や釣りなど趣味を楽しんでいる生活ではどちらが勝ち組でしょうか?これも人それぞれ価値観で変わってくると思いますが、私は後者が勝ち組だと思うし、選べるのなら後者を選びます。

「ついてこれない人は辞める」は正解なのか?

私が昔働いていた会社の上司で「バイトも社員もついてこれない人間は辞めていく。今残っている人は辞めていった人より優秀だ」というようなことを言っていました。またある人は「一流は環境が嫌なら自分で改善して働ける。二流は環境が嫌でも我慢したり、適応できる。三流は辞める」と話していました。本当だろうか?私はそうとは限らないと感じています。

環境を自分で改善していけるのが一流だというのは納得できますが、我慢、適応が二流で辞めるのは三流と決めつけるのは間違っていると感じるし、辞めずに残っている人の方が辞めた人より絶対優秀というのも違う気がします。

極論かもしれませんが、例えば違法行為をしている会社に入ってしまったとします。違法行為はダメだと会社を変えていけるのが一流というのは納得できます。「違法行為はいけないとわかっているが、我慢、適応して会社に残り違法行為を見なかったことにした」と「違法行為はダメなので、そんな会社は辞めた」ではどちらがいいでしょうか?変えられないのならどちらも一緒ではないかという意見もあると思いますが、私は後者の方が良い選択だと思います。

違法行為は極端すぎますが、グレーゾーンだったり、人として間違っている、道徳的におかしいと思うことはあると思います。それがちょっとの事だったり、稀であれば我慢や適応も必要だと思いますが、明らかに間違っている、根本的に間違っている、いつも間違っているなどと感じても仕事だからと我慢、適応するのが果たして本当に優秀でしょうか?

アルバイトがすぐ辞めるのはその人の問題?

アルバイトや派遣社員が一日で連絡もなくいなくなってしまうというのは、最近ではよく聞く話です。そうなると「一日で何がわかるんだ」「根性ないな」という話になります。確かにその通りの時もあると思います。しかしいつもアルバイトの人が一方的に悪いでしょうか?

もちろん連絡なしに辞めることは悪いことですが、会社の方にも少しは非があったり、職場環境に見直すことがあったりする場合もあると思います。

例えば募集の広告に「誰にでもできる簡単なお仕事」と書かれていて、面接に行くと「そんなに重たい荷物はないですし、あっても台車使いますから力は必要ないです。残業はそんなにないです。あっても月20時間くらいかな。まあ、残業は強制ではないですから。」と言われて、実際に働いてみると40ftコンテナから30~50キロの荷物を取り出して積み替える仕事があって、定時になってもとても帰れる状況ではなく初日から3時間残業という場合もあります。

この場合、「一日で何がわかるんだ」「根性がない」と言われればそうなのかもしれませんが、会社の募集の仕方や面接も明らかに紳士的ではないと思います。これですぐ辞めてしまうアルバイトだけを否定するのはどうなのかと私は思います。

もちろん退職が正しいとも限らない

ここまでだと退職が正しくて、転職を勧めているように思えるかもしれませんが、そういうわけでもないです。長く勤めていた方が当然その仕事に対するスキルは上がるし、周りからも信頼されるし、認められると思います。そのため仕事はしやすくなるし、給料は上がると思います。

辞めて同じ分野の仕事ならある程度認められると思いますが、全く違う分野の仕事になると前の会社の成績はほぼ認められないということもあると思います。給料は下がり、周囲の対応も厳しくなることも珍しくないと思います。

こんな嫌な会社はここだけだろう、転職したら似たような感じだった、あるいはもっとひどかったということもよくある話です。

退職がいいというわけではなく、退職=弱い人、仕事出来ない人と考えるのは違うのではないかということです。

結局どうしたらいい?

まずは自分でよく考えることが大切

それなら結局どうしたらいいのだろうか?当たり前ですが、それはやはり人それぞれだと思います。誰でも転職が正解、誰でも辞めずに一つの仕事が正解ということはないと思います。

まずは自分でよく考えることが大切だと思います。何かちょっと嫌なことがあり、よく考えずに辞めてしまうと良くない方に行く可能性が高いと思います。今の日本では多くの方が仕事に多くの時間を割くことになります。そう考えると多くの方にとって仕事の選択はとても重要なものです。簡単にその場の感情で決めるのはリスクが高いです。

経済面や自分の気持ちなどしっかり整理して判断する必要があります。

家族や信頼できる人に相談

大人になってプライドがあるから、家族に心配かけたくない、弱い所を見せたくないなどいろいろな思いで相談しづらいこともあると思いますが、私は相談した方がいいと思います。上でも書いたように仕事は重要なことだし、経済面も関係するので家族であれば全く関係ないということはないと思います。

また誰かに話すことによって気がまぎれたり、気持ちの整理がついたりすることもあると思います。

弁護士に相談 退職代行サービス

私はこの前知人から少し話を聞いて初めて知りましたが、弁護士がやっている退職代行サービスというのがあるようです。自分で対処できるものならそれに越したことはないですが、状況がひどいなら自分で抱え込まずに相談してみるのがいいと思います。

最近は働き方改革やコンプライアンスなどという言葉もよく聞くようになり、職場環境も改善されてきていると思います。しかしそもそもそういった言葉が話題になるということは、問題のある状況が多いということだと思います。

また日本は過労死というが多いとも聞きます。文化や人柄なども影響しているのかもしれませんが、いずれにしても場合によっては弁護士に相談というのも必要だと思います。退職するのになんでお金がかかるんだとやるせない気持ちもあるかもしれませんが、過労死はもちろんだし、体調を崩すほどひどい状況なら、経済的にもメンタル的にももっと大きな損失になる可能性があります。そう考えると弁護士に相談もありだと思います。

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