日付 使用機材
訪れた日付 | 2017/12/30 |
使用カメラ | D800 |
使用レンズ | AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR |
その他 | 三脚使用なし rawレタッチあり |
アクセス
雪道運転についてはこちらです。
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北横岳 坪庭だけでも絶景
標高だけ見ると2480mで、雪山だと初心者向けではないのでは?と思うかもしれませんが、ここもゴンドラで標高2237まで一気に登る事が出来ます。私が訪れたのは12月末です。この時は駐車場付近までは、ほとんど雪、凍結ありませんでした。駐車場の近くまで来るとところどころ凍結していて、駐車場の中は完全に雪がカチカチに凍結して状態でした。
ここのゴンドラは、富士見パノラマリゾートと違って100人乗りの大型のものです。約7分間で山頂に着きます。スキー、スノボーのお客さんと一緒なので、日によっては運行開始は結構混雑します。
この日も年末の連休に入っているため、混雑していました。私は運行開始30分前くらいから並んだので、始発に乗れましたが、運行開始と同時くらいに並ぼうとするとおそらく始発には乗れないと思います。ただし係員の話では一年で一番混雑する日とも言っていたので、他の日はそこまでではないかもしれません。
山頂駅から出ると、目の前は坪庭というエリアです。坪庭は溶岩の大地なのですが、今はほとんど雪に覆われています。ところどころ溶岩っぽいのが見受けられます。坪庭を一周するだけなら、40分くらいでまわれると思います。コースもほどんど平坦です。雪山の景色見てみたいけど、体力自信ないなという方は坪庭一周するだけで十分楽しいと思います。特に私のような普段それほど雪になじみのない、さらにスキーなどウインタースポーツもやらない人にとっては、本当に絶景です。
気温がマイナスで雪が溶けないので、サラサラのパウダースノーです。風が吹くと畑の砂ぼこりのように舞います。畑の砂ぼこりは嫌なイメージがありますが、風で雪が舞う景色はとてもきれいでした。
北横岳を目指す場合は、坪庭を半周くらいして山の方へ向かいます。ここから徐々に歩きにくくなり、急な山道に入ります。手すりや柵は付いていないので、滑ったり、ふらついて落ちてしまったら大事故になってしまうので、ゆっくり確実に登っていきましょう。チェーンスパイク、アイゼンなど滑り止め必須です。
急な上り坂の上に山小屋があります。ベンチやトイレがあるので、ここで休憩するのがいいと思います。
山小屋からまたかなり急な上り坂になりますが、もうそれほど距離はないです。山頂から降りてくる人ともすれ違うので、譲り合って焦らずゆっくり行きましょう。
山頂に出ると、相変わらず容赦ない強風と絶景が待っています。北横岳南峰2472m、すぐ側に北横岳北峰2480mの二つがあります。北峰の方が数十メートル遠いですが、標高8m高いです(笑)寒いですが、せっかくなので北峰まで行きました。
入笠山の時と同様に寒いので、写真を撮ったら下山しました。帰りの下り坂の方が体力的には楽ですが、転びそうで結構怖いです。帰りも油断せずに慎重に下りましょう。
三日間の雪山の感想
今回は年末に休みが取れたため、一日目入笠山、二日目乗鞍高原の善五郎の滝、三日目北横岳と私にとってはハードなスケジュールでしたが、無事に帰ってこれました。天候もとても味方してくれました。二日目は曇りでしたが、一日目、三日目は快晴といえるほど天気が良かったです。曇ってしまえば気温も下がるし、白く輝くきれいな雪も撮りづらくなります。実際比べてみても二日目の写真は輝きが劣っていると思います。
気温もマイナスになるため、カメラの耐久性も気になると思います。他のサイトでも電池の持ちが非常に悪くなると書いてあることが多いです。電池部分にホッカイロをまいたり、撮るときだけバッグから出して一回一回しまうなど対策が紹介されています。
私はホッカイロは使いませんでしたが、こまめにリュックにしまうようにしていました。12月末の晴れの日だったのでそこまで気温が低くなかったです。確かに通常より電池持ちは悪いなと感じましたが、あっという間に使えなくなるということはなかったです。毎日ホテルで充電して、毎回満充電の電池を二つ持って行ったのですが、3日間とも呼びの電池を使うことはなかったです。
もちろんカメラによっても違うと思います。ミラーレスはもう少し電池の持ち悪くなると思います。
温度差による結露も気になります。寒い所から一気にホテルの温かい所に入ると、カメラ、レンズの内部が結露を起こします。私は電池以外はホテルに持ち込まず、車の中で保管しました。
しかし車に戻る前にゴンドラに乗るために建物に入っているため、その時結露してしまっているかもしれません(笑)それでも今のところ不具合は感じていないし、写真にも影響は出ていないと思います。(私が気付いていないだけかもしれませんが(笑))これも気温がそこまで低くなかったからかもしれません。いずれにしてもカメラにとって良い環境ではないので、カメラへのリスクも考えておくべきです。
私は今回、満足な経験が出来たと感じる事が出来ましたし、今まで訪れた中でもトップクラスの素敵な景色だと感じました。また機会があればチャレンジしたいとも思っています。
それでもやはり雪山は危険が多く伴うものなので、「おすすめです」「絶対行った方がいい」「一緒に行こう」などと簡単には言えません。他のサイトの初心者向けの雪山でももっとすごい写真がたくさん紹介されていると思います。それらの写真を見て行ってみたいと思うことは悪いことではありません。(私もそのうちの一人です(笑))しかし初心者向けでも雪山は危険だということを絶対忘れてはいけません。チャレンジするときは、引き返すことも忘れずに安全第一で楽しんでください。