神奈川県 三笠記念艦 戦艦好きでなくてもおすすめ

日付 使用機材

訪れた日付 2018/7/11
使用カメラ D800
使用レンズ2 Ai AF Micro Nikkor 60mm f/2.8D
その他 三脚使用なし rawレタッチあり

地図

三笠記念館 戦艦を記念館に

船の中も個人の趣味の範囲なら写真撮って良いみたいですが、ネットでの公開がOKなのかを聞くの忘れてしまったため、船内の写真は載せていません。公式ページで船内の写真が見れますので、興味のある方はぜひ見てみてください。

三笠記念館は三笠公園の中にあります。三笠記念館は戦艦「三笠」を復元したものです。外から見ただけでも大きくて迫力がありますが、中に入る事も出来ます。船の甲板だけでなく、下の階に降りることも出来ます。割と自由に歩いてみて周れます。

↓三笠公園の記事はこちらです。

神奈川県 三笠公園 戦艦が見守る公園

甲板、船の上では当時の戦艦の様子、主砲、補助砲など見て周れます。操舵室を覗いたり、最上部の高い所に登ることもできます。

船の中の下の階もとても充実しています。たくさんの戦艦、戦争に関する資料が展示されているだけでなく、三笠に関するビデオが見れたり、操艦シミュレーターが体験できたり、さらにVR動画を見る事が出来ます。

私は一通り見て周って、操艦シミュレーターが誰もやっていなくて、空いていたので体験してみたのですが、あとからよく見てみると「子供たちの展示室」となっていました(笑)子供用を33のおっさんが一生懸命体験していたということになります(笑)お恥ずかしい限りです。

操艦シミュレーター、VR、ビデオ視聴などには別途料金はかからないので安心です。

横浜の港で見かける豪華客船もとても綺麗ですが、三笠記念館は戦艦なので豪華客船とはまた違った迫力があります。 期間限定で夜にライトアップもあるそうです。

戦争について考える

小さな子供は「戦艦かっこいい」「大きな船」として楽しめると思うし、それ以上の子供から大人までは戦争について考えるきっかけとなるとても貴重な施設だと思います。

今の日本に住んでいると、通常銃や刀を握ることはないし、戦争について考えることも少ないと思います。それが良いことなのか、悪いことなのか私には判断できません。戦争を繰り返さないために、忘れてはいけない歴史であると思うし、世界では現在も戦争を身近に感じる人達がたくさんいることも忘れてはいけないと思います。一方で戦争について考えることもないくらい日本は平和になったということはいいことだと思います。もちろん未来にはどうなるかわからないし、まだまだ課題はたくさんあるし、ちょっとしたことで崩壊してしまう平和かもしれませんが、それでも100年前よりは平和、戦争と遠いところにいると言えると思います。

私も普段、戦争について考えることはほとんどなく、あるすれば戦争関連の映画、テレビを見たり、漫画、本を読んだときくらいです。今は陸地に上がっている記念館ですが、戦艦だった船の上から海を見ればいろいろと想像します。大砲がたくさん付いています。こちらに付いているということは当然敵の戦艦にも付いていて砲弾が飛んでくるわけです。広い海に出て敵の戦艦と対峙したときどんな気持ちなのだろう?どれほどの怖さなのだろうか?戦艦は陸から眺める分には大きくて迫力ありますが、海に出てしまえばあまりに小さく心細く思うのではないだろうか?それを敵は本気で沈めにくるとなるとどれほどの恐怖なのだろう?そんな恐怖に自分は耐えられるだろうか?正常な心でいられるだろうか?

メンタルというと先日、サッカーのロシアワールドカップを見ましたが、こんな大舞台で活躍できる人は技術だけでなくメンタルも強いんだろうなと感じました。そんな強いメンタルを支えている要因の中に経験、練習があると思います。

今までたくさんの練習をして、多くの試合、大会を経験したからこそ、プレッシャーに押しつぶされることなくプレーすることができるのだと思います。しかし昔の戦争は特に経験のない一般人が、ろくに訓練もせずに実戦に向かうのです。CIAやFBIは素質のある一部の人間がたくさんの経験を積み現場に向かいます。戦争では素質も経験もなく戦場に向かうのです。自分だったら恐怖に耐えることができるだろうか?戦うことができるだろうか?私は高校生の頃家が火事になったことがあります。最初隣の家が火事になり、その火が燃え移ったので、色々自分のものを持ち出す時間がありました。時間はあったのに隣の家が燃えている火の大きさを見たら恐怖で何も持ち出さず逃げました。

戦争の恐怖は火事の比ではないと思います。そんなことを考えると言葉にならない気持ちです。未来はわかりませんが、少なくても33歳まで戦争を経験することなく元気に生きてこられただけでも恵まれているのかもしれないと感じました。

戦艦に興味がなくても、戦争について知識がなくても入って見学すると何かと思うことがあると思います。猿島の散策の前、もしくは帰りに立ち寄ってみるのもおすすめです。

↓猿島の記事はこちらです。

神奈川県 猿島 手軽に無人島に行く