変数を使って計算
前回の記事はこちらです。
前回は変数というのを作りました。まず前回の復習で変数を作ってみましょう。Rを起動して
a <- 5
と入力してエンターでaという変数を作ります。前回はここまででした。今回はこの変数aを使って計算してみましょう。
a+4
と入力してエンターを押してみてください。
9
と表示されると思います。つまり変数aの中には5が入っているので、その5と4を足して9と計算されたのです。この時注意が必要なのは変数aに9や4を代入したわけではないので、変数aの値は5のままです。
aと入力してエンターで確認してみましょう。
5
と表示されると思います。
もちろん足し算だけでなく、割り算でも掛け算でもできます。数式の最初に持ってこなくても大丈夫です。いろいろ計算してみましょう。
6*a/3
などと入力してもちゃんと計算されると思います。
変数同士の計算
上の例では変数を一つしか作っていません。今度は変数を複数作って計算してみましょう。
b <- 8
と入力してエンターで変数bを作ります。ついでにもう一つ作ってみましょう。
d <- 12
と入力してエンターで変数dを作ります。
a+b
と入力してエンターで答えを確認してみましょう。
13
と表示されると思います。変数aの中身が5で、変数bの中身が8なので二つを足して13です。もちろん変数がもっと多くても計算できます。3つでも計算してみましょう。
a+b-d
と入力してエンターで答えを確認してみましょう。
1
と表示されると思います。変数aの中身が5、変数bの中身が8、変数dの中身が12なので5+8-12=1です。
変数を使って計算結果をまた変数に代入する。
上の例では計算結果を表示していましたが、今度は計算結果をまた変数に代入してみましょう。
e <- a-15
と入力してエンターを押してみましょう。
e
と入力してエンターで変数eの中身を確認してみましょう。
-10
と表示されると思います。変数aが5で、5-15=-10でその-10を変数eに代入したのです。
計算結果と使って変数の値を更新する
計算に使った変数にまた計算結果を代入して、値を更新することもできます。
a <- a*5
と入力してエンターを押してみましょう。
a
で入力して中身を確認してみましょう。
25
と表示されると思います。最初変数aの中身は5だったので、5*5=25でその25をまた変数aに代入したのです。
次回は
次回は少し実践的に扱うデータ数を増やして見ようと思います。(と言っても私の頭では大したことはできないのですが(笑))
次回の記事はこちらです。